膝の痛み
膝の痛み
膝関節の痛みは、50代以降の女性に起こることが多いとされています。
原因は関節軟骨が磨り減ってくることによるようです。
もちろん男性にも起こりますが、その割合はだいたい、女性が4に対して、男性は1だそうです。これは老化現象ということもできそうです。
老化現象であれば、この膝の痛みは治らないのでしょうか?
患者さんから伺うお話によると、お医者さんは変形性膝関節症について時に、次のように発言するそうです。
「この膝は老化が原因だから治ることはありません。」
確かに、軟骨の老化によって膝の痛みが出現しているのであれば、若返ることしか治る道はなく、若返ることが夢物語であるとしたら、変形性膝関節症は治らないと言えるでしょう。しかし、患者さん方が求めているのは科学的であるがために温かみが感じられない上記のようなことばではありませんよね。患者さんが求めるのは、治療を担当する先生が自分の痛みを何とかしてくれようとする「態度」ではないでしょうか?
当院では医学的な膝の状況も把握しながら、50歳以降の女性に多い膝の痛みに対して次のように治療を行います。
まず、膝の状態をチェックします。安静時にも痛みがあるか?動き始めが特に痛いか?痛みは関節の内側に限局しているのか?関節に「みず」はたまっているか?熱をもっているか?関節の動く範囲はどの程度か?初めて痛みを感じたときからどれぐらいの時間が経過しているのか?これらを診ることで、膝がどのような状態であるのか大方の見当をつけることができます。
これらの大方の見当を元に、治療を行います。主には低周波治療とマッサージ治療です。関節に「みず」がたまっている時には、関節の「みず」が早く引くようにオイルでマッサージを行います。(みずはなぜたまるの?たまった関節のみずは抜いたほうがいいの?抜かないほうがいいの?)
立ち仕事で膝に痛みを感じておられる患者さんには、靴のチェックをすることもあります。そのほか、膝の角度に問題のある患者さんは、足底板を用いた治療を行うかもしれません。
治療の期間は患者さんの痛みや重症度によって異なります。よって、一概には言えないのですが、だいたいは初診時にお伝えした治療期間でどの患者さんも楽になっていただいています。
私たちは「老化が原因だから治らない」という言い方は絶対にしません。
軟骨が磨り減っていく状態はそもそも生理的な現象です。誰にでも起こるのです。それは髪の毛の色が白くなったり、肌にしわが出てくることと基本的には同じ現象です。このような痛みの現象に対して、「治る・治らない」という言葉を用いること自体がそもそも間違いではないでしょうか?
私たちは患者さんが感じる痛みを患者さんが感じるままに理解しようと努力します。そして、そのような努力を通して患者さんが痛みを「これなら大丈夫」と思えるようになるまで、治療を行います。このような治療を受けていただいた多くの患者さんは、「あの時はどうなるかと思ったけど、今はぜんぜん痛くない」と喜んでくれています。
もしあなたが膝の痛みでお困りでしたらどうぞ当院にご相談ください。














