アロマセラピーは、効果があるとされるハーブの成分を精油として用います。
アロマセラピーは、効果があるとされるハーブの成分を精油として用います。
その方法は、精油を利用したお風呂や石鹸・お香やローソク・噴霧器・を用いることでその精油の成分を鼻の粘膜から香りとして体内に吸収したり、マッサージオイルやローションに精油を混ぜて、香りと共に皮膚から吸収したりします(2)。特に鼻から吸収される香り成分は大脳を刺激して症状に効果的に作用するといわれています(3)。
このように西洋の人たちには身近なアロマセラピーですが、アロマセラピーに対してなじみの少ない私たちは、「それって本当に効くの?」という疑問も持つかもしれません。治療効果について、ハーブ療法は、薬理学の方法論に基づく科学的研究によってその裏づけが進んでいるようです(3)が、アロマセラピーについては科学的な研究の結果はまだ出揃ってはいないというのが現状です(3)。

しかし、科学的に効果が証明されたとしても、個人の患者さんに効果が現れない治療や薬もありますし、いわゆる科学的とはいえない伝承された民間薬が効果的である場合がありますよね。病院で処方される薬は、科学的に効果が認められたとされるものですが、処方された痛み止めや睡眠薬が全く効かなかったという患者さんの話はよく聞きますし、一方で家族や知人が用意してくれたお守りや民間薬のおかげでよくなったというお話も同じぐらいよく聞きます。
このような経験は誰にもあるのではないでしょうか。この現象を説明するために、痛みの専門書(4)をひもとくと、リラックスしたり、痛みを抑えられるという期待感が大きければ、痛みは小さくなるとあります。その意味ではアロママッサージは有効だと思います。
マッサージやアロマセラピーに対する注目は近年、高まってきており、ストレス解消の手段として位置づけられます(5)。このことは、アロマセラピーに対する社会的な注目や期待を表します。またアロマセラピーマッサージは、とても心地よくリラックスできる香りもあり、その印象は大変よいものとなるでしょう。
私共は、患者さんに治療を受けて頂くに当たって次のことを重要視しています。それは、患者さんご自身が心底から「この治療は私に合っている!」と感じて頂くことです。そのためには個々の患者さんのマッサージに対する希望を聞きだしながらマッサージさせて頂くことです。当院ではそのようなアロママッサージを心がけております。
参考文献
(1)鈴木七美:癒しの歴史人類学「ハーブと水のシンボリズムへ」.世界思想社.2002,pp212-222
(2)佐々木薫監修:はじめてのアロマセラピー.株式会社池田書店.2007,pp20-pp59
(3)今西二郎編集:医療従事者のための補完・代替医療.金芳堂.2003,pp166-167,pp174-175,
pp176-177
(4)Rメルザック,P.Dウォール(共著)林治秀(訳):痛みへの挑戦.誠信書房.1986,pp31-34
(5)財団法人 地域流通経済研究所:20代がリードする岩盤浴・マッサージ・ヨガの利用.2006














