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当院が目指す患者さんとのかかわり~メールのやりとりを通して~

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当院の治療者は、個々の患者さんに深く納得していただけることを心がけています。

この姿勢は、現代医療の方法とは全く異 なります。現代医療は時に、患者さんをベルトコンベアの上に乗せ、作業的に診療していくようなマニュアルどおりの医療といえるでしょう。そこでは、医学的 な正確さに加えて利益や効率が求められるために、できるだけ医師の感情や主観は入らないようにされています。客観性が重要視されるのです。このような方法 によって現代医療は、感染症や外傷の患者さんに貢献してきました。しかし、慢性的な症状を持つ患者さんには、辛うじて病名は言い渡すことができても、患者 さんが納得する治療を行うことができていないといえるでしょう。特に検査などで、はっきりした異常がみつからない慢性の症状などはそうだと思います。


そのような、病名だけを与えられ、有効な治療を受けることができていない患者さんに対して当院は、現代医学とは異なった接し方をします。それは患者さんの 生活背景や体の不調に対する考え、今後の不安、現在の感情など、身体面だけではなくその他の要因にも配慮しようとする姿勢です。

その実践を文章でお伝えすることは難しいことです。しかしここに、当院の方針を明確に表す、患者さんとのメールのやり取りがあります。患者さんの許可を頂 き、掲載させていただくことにしました。もちろん、全ての患者さんがメールにあるような運びとなるものではありません。患者さんの回復への道のりは人それ ぞれですし、私たちには至らない部分がまだまだあるためです。しかし、ここでのメールはスタッフ一同が考える理想の実践の一つであるといえます。この内容 から当院の雰囲気が伝わればと思います。
以下の通りお問い合わせがありました。
 

■お名前
 山本花子(仮名)

■お問い合わせ内容
はじめまして、○×整形外科で小川先生を紹介して頂きました。
私は現在、事務職の35歳女性です(以前は販売員で立ち仕事や、テーマパークでダンサーの仕事をしていた事もありました)。膝の痛みで困っています。
まず、今はあまり問題ありませんが、過去に別の整形外科の紹介で、○△市立○○医療センターで左膝(3年前)、○△労災病院で右膝(2年前ですが、一緒に左膝ももう一度診察を受けました)の内側半月板水平断裂の診断でしたが、手術はしていません。
この為か、以前から膝の内側に痛みがありますが、現在は運動や何度も屈伸しなければ強い痛みはあまりありません(○×整形外科でも診て頂きましたが引っかかりも無いので心配ないとの事です)。
これとは別に、今年7月下旬に歩いていて、横から飛び出してきた自転車を避ける為に踏ん張って止まったところ、ぶつからずに済んだのですが、上手く止まれず勢いよくしゃがんだ体勢になり、気が付いたらすでに立ち上がっていました。
この時はあまり痛いと感じなかったのですが夜からだんだん痛くなり、痛み止めを飲んでみましたがなかなか治まらず、以前から通っている整形外科に通ってみました。
もともと半月板損傷があるので仕方がありませんとの事で、痛み止めの注射と飲み薬の処方で、後は筋力を保つ為に痛くても歩きなさいと言われるだけでした。 この痛みに関して、8月中旬頃まであまり痛み止めが効かなかった事もあり、今度は○△中央病院の先生を紹介しますから半月板の手術をした方が良いのでは? との事でした。
確かに痛みが強い時には辛いですが、我慢出来ない痛みがずっと続く訳では無いですし、毎回違う先生を紹介されて困って整形外科を探したところ○×整形外科を知りました。
痛み自体はかなり治まっていましたが、両膝を○×整形外科で診て頂いたところ、骨や靭帯には異常がありませんとの事で安心しておりますが、動静関わらず痛 みの波があり(我慢できないような痛みではありません)、長時間(計った訳ではありませんので曖昧ですが、30分~1時間程度)歩いていると、痛み(ズー ンとした重い痛みで、我慢出来ない訳ではありませんが歩き続けるのは少し辛くなる時もあり、時々ズキッとする痛みが混ざります)や、右膝は外側前方寄りに 何か詰まったような感覚(痛みがある時と違和感のみの時があります)や左膝は階段を上る時にコリコリ?ポリポリ?した感覚(こちらも痛みがある時と無い時 があります)や、歩いていて足を前に出す為に上げる時に膝から下が付いてこないと言うか膝が浮いた感じと言うか膝がすっぽ抜けそうと言うか、どう表現した ら良いか分からないような違和感(こちらは痛みというより不安感があります)が一日のうちに何度かある状況です。
以前からの膝の内側の痛みに加えて新たに7月から他の部分の痛みが増え、骨や靭帯は大丈夫とはいえ、やはり痛みや違和感が少し気になりますし、もともと体を動かすのが好きですので出来れば運動(半月板損傷の時に止められたダンス)をしたいと思っています。
これまでも自己流ですが足上げなどの軽い筋力トレーニングはしていましたが、まだ効果が実感出来ていません。
整骨院にも9月初めまで通っていましたが、治療の時に痛みが無かったり痛みが出る部分も一定では無い為、先生方が困っていたように思いましたし、整形外科で違う先生の紹介と手術の話が出て私の精神状態も良くないと感じた事もあり、通院を止めてしまいました。
このように、原因が無い上にずっと痛い訳でも無い痛みを診て頂いてもよろしいのでしょうか?
それとも、すぐ(近日中)に診て頂くのでは無く、○×整形外科のリハビリの先生に教わった足の運動を続けても痛みがあるようでしたら診て頂いた方が良いのか悩んでおります。
お忙しいところ、長文で申し訳ありません。よろしくお願い致します。

 

山本様

小川鍼灸整骨院の小川です。
山本さんからのメールを熟読致しました。
きっと山本さんは、「半月版の断裂はあるものの、それ以外の痛みも雑多に出現し、今となっては何が原因で、どのようなメカニズムで痛みが出ているのか分からない。
そしてそれは、専門家も分からない、だから手術も受けるべきかどうかも分からない。
何より将来、この膝で自分は楽しんで生活できるのだろうか?」というような、複合した、そして悶々とした感情をお持ちだと思いますが、いかがでしょうか?
私が山本さんの感情を勝手に想像することはあまりよくないと思いますが、私は、その様な患者さんを多く経験してきました。
私は、その様な患者さんに対しましてまず、今までの症状の経緯を医学的に整理することを始めます。そして、その整理を、患者さんの合意の元に行うことが重要だと思います。
多くの先生(特に医師)は、自分が納得いく説明ばかりをして、患者さんの納得はおざなりにしている傾向にあります。
多くの先生を受診された結果、どの先生も山本さんには決定的な説明と、絶対的に効果的な治療を施すことができなかったわけです。
そのことを前提に、私と一緒に今までの経緯を整理して、山本さん自身が納得でき、安心できるような治療計画を立てていきたいと思います。
来院はいつでも結構です。急がなければ膝がだめになるということはありませんので。ただ、御来院の際には事前にメールを頂けましたらと思います。時間をとって診せていただきたいと思いますので。
最後に、私のことは○×先生から紹介されましたか?それとも、リハビリのスタッフから紹介されましたか?もし山本さんの担当の先生がいらしたら名前を教えてください。
担当の先生から医学的な情報も頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

小川鍼灸整骨院
小川貴司拝
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