腓骨骨折後の関節拘縮【大阪 平野区 生野区 南巽 リハビリ 足首 やり方 骨折 小川鍼灸整骨院】

 

腓骨骨折 足首のリハビリ

今回は、腓骨骨折の後にリハビリが上手くいかず、関節拘縮を起こした患者さんの事例を紹介致します。当院でリハビリを行い、しっかりと治りました。以下に解説致します。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は腓骨骨折の固定後の関節拘縮や足首の痛みでお困りの患者さんが当院の施術(リハビリ)で改善した事例について、

 

その方法(やり方)を報告させて頂きます。

 

骨折後は十分なリハビリを行わないと関節拘縮を起こしてしまい、足首の痛みが続くこともあります。

 

だからリハビリは大切です。今回の患者さんは当院のリハビリで本当によく治ってくださいました。

 

内容は以下の通りです。

・患者さんについて

・施術と結果(当院のやり方)

・なぜよくなったのか

・おわりに

・参考文献

 

 

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ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは

電話メール

で受け付けております。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南西、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区にある鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。関節拘縮でお困りの患者さんも来院されています。

 

患者さんについて

 

 

Nさん:30歳 女性 職業 自営業

 

主訴:左足関節の痛み(骨折後)

 

来院の約1ヵ月前にスキーをしていて転倒し、救急車で病院に搬送されました。レントゲン検査の結果は左腓骨骨折で手術を勧められたとのことです。

 

Nさんは大阪住まいですが、週に1~2回ほど仕事のために東京へ行くそうです。手術は絶対に嫌ということで、東京の整骨院を受診されました。

 

ですので、上京の際にそちらの整骨院で診てもらうようにしていました。

 

そして、3週間が経過したころにコロナウイルス蔓延のために、その整骨院が閉院してしまったために当院に来院されました。

 

Nさんはスキーの上級者で国体に出場経験もあります。またダンスもされており、特に足首がしっかりと伸びないとダンスで足のラインが美しくないということで可動域を正常に戻したいと強く希望されていました。

 

理学所見では安静時痛はすでになく、動作開始時の痛みもありません。運動時の痛みもありませんでした。

 

しかし、足関節の動く範囲は底屈で35°しか曲がりませんし、左足で片足立ちを行なうと、右と違ってふらつきが大きくあります。歩行も出来ていますが力が入りにくく、長距離の歩行には自信がないとのことでした。

 

Nさんは、「痛みはあまりないけど、管理をしてもらわないと不安」と話してくれました。

 

施術と結果(当院のやり方)

 

 

ローズマリーカンファーを用いたオイルマッサージと足首の可動域訓練を週に1回×3週間、

 

それに加えてリハビリの指導も行ないました。指導内容は、足首の拘縮についてはお風呂中の浴槽内での正座、片足立ちトレーニング、片足でのキャッチボールなどです。

 

施術メニューはこちら↓↓↓

http://www.korikori.com/menu/

 

初診時から約3週間で足首の可動域はほぼ底屈45°まで改善しました。歩行時の不安定性もなく、歩行距離も伸び、非常に満足して頂けました。

 

 

なぜよくなったのか

 

腓骨骨折は交通事故やスポーツ障害、高所からの転倒などの比較的大きな力が足首にかかった時に起こる骨折です。

 

腓骨は膝から下の下腿を作る2本の骨のうちの外側の骨です。主に体重を支えるのは脛骨で腓骨は体重を支えません。しかし、腓骨は足関節を作り、足首を安定させるために非常に重要な働きをしています。

 

 

また、腓骨には多くの筋肉も付着します。体重がかからないということから、骨折の際には少々変形してくっついても問題はないとされるのですが、時に骨癒合が悪い時には痛みが出ることがあります。

 

腓骨骨折が問題となるのは、足首が捻られて骨折した際に、足くびまわりの靭帯が損傷されるとともに、腓骨と脛骨をつなげる靭帯が断裂したときです。

 

遠位脛腓靭帯というこの靭帯が切れると、足首は非常に不安定になってしまい、後に痛みを残すことがあります。

 

ですので、足首の骨折の場合、腓骨骨折が伴う場合にはこの遠位脛腓靭帯が切れているかどうかを知ることでその後の症状を予測することができるのです。この予測にはWeberの分類が用いられます。

 

 

Nさんの場合、Type3であり、足首の全面外側の脛腓靭帯部分に圧痛はありませんでした。

 

また、この靭帯が損傷されている場合は足関節を上に上げる(背屈)ことで負担がかかり痛みがでるのですが、それもありません。

 

つまり、脛腓靭帯の損傷がないと考えられました。

 

ですので、積極的にリハビリを開始することで早期に足関節の機能を回復させることが出来ました。

 

当院で行なうより具体的な骨折後のリハビリについては以下のブログをご参照ください。

 

骨折後のリハビリ【大阪 平野区 生野区 南巽 ギプス 交通事故 小川鍼灸整骨院】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

 

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、腓骨骨折による足首の痛み、リハビリについてお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法も腓骨骨折折後に長引く痛みの施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある南巽・加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

有薗剛 他):高位脛骨々切り術における腓骨々切りの問題点.整形外科と災害外科,41 巻 2 号 774-778,1992.

 

高倉義典:最新整形外科大系,第18巻下腿・足関節・足部,第11章 外傷,果部骨折,pp357-363,

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小川 貴司(おがわ たかし)

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