偏頭痛 / 片頭痛について【偏頭痛  片頭痛 認知行動療法 平野区 加美 小川鍼灸整骨院】

はじめに

 

 

 

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、「患者さんから学んだ片頭痛学」という論文を紹介いたします。この論文は2008年度の第49回日本神経学会総会での会長講演の内容だそうです。偏頭痛 / 片頭痛でお困りの一般の患者さんにとっても有用な情報がまとまっていると思われます。また、当院が得意とする認知行動療法的なかかわりの必要性もこの論文が間接的にではありますが示してくれていますのでブログに取り上げました。ちなみに、へんずつうの表記ですが、偏頭痛片頭痛、どちらでも良いようです。ここでは偏頭痛 / 片頭痛と表記しますね。

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目にある加美北地区にあります。最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところです。偏頭痛のお困りの患者さんも来院されています。

 

 

執筆担当は小川です

http://www.korikori.com/staff/

 

 

 

内容

 

 

 

以下、論文中にある内容を偏頭痛 / 片頭痛患者さんにわかりやすくお伝えします。

 

偏頭痛 / 片頭痛の現状
偏頭痛 / 片頭痛は発作性に発症し、ほとんどが1~2日で楽になるために医療機関を受診する患者が比較的少ない。しかし、偏頭痛 / 片頭痛のために生活の質が下がっている事は間違いないので、偏頭痛 / 片頭痛の病態を明らかにして社会的な啓発が必要。

 

偏頭痛 / 片頭痛の症状をどう扱う?
偏頭痛 / 片頭痛は患者さん自身が感じる主観的なものだから客観的に捉えることが難しい。だから頭痛日記を付けてもらって、その日記の記述と脳の検査などの客観的なデータとを見比べる必要がある。

 

 

・客観的な病態を捉える方法
発作時の脳 内変化を知るためには機能的画像検査,電気整理検査,血液・ 髄液検査などがある。

 

 

偏頭痛 / 片頭痛の病態、前触れ(なぜ起こるのかの仮説)
まず、偏頭痛 / 片頭痛の前兆として、特に20~30分ほどかけて視野の中を光がギラギラと移動する閃輝暗点(せんきあんてん)は有名。これは、脳の表面で異常な電気反応が原因と考えられている。

 

 

偏頭痛 / 片頭痛のメカニズム
偏頭痛 / 片頭痛のメカニズムとして、頭蓋骨の内側の血管が痛むと考えられている。ここの血管を支配しているのは三叉神経で、この神経が刺激されると神経の末端から炎症を引き起こす物質が放出されて血管周辺に炎症を起こして痛みを引き起こす。トリプタンという薬は三叉神経と血管で起こるこの炎症反応を抑えることで効果が現われるとされている。

 

 

・頭痛ダイアリー
ダイアリーとは日記のこと。日々の頭痛について頭痛が起きる時間や発症の状況などを日記として記録して診察時に医師に提出する。そうすることで、診察時に頭痛がなくても医師の先生に症状を伝えることができる。論文中には具体的な内容が記されています。

 

 

・トリプタンの効果
トリプタンを服用した117人の患者さんへのアンケートでは、以下の表のような結果が得られた。トリプタンで偏頭痛 / 片頭痛がなくなり人生が変わったと表現する人は45%。その一方で2~3割の人に効果がない。

 

 

 

偏頭痛 / 片頭痛の予兆について
緊張からの解放や天候や寛容の変化、月経との関係などが誘因としてあげられる。また空腹感、疲労感、肩こり、めまいなども予兆として日記ダイアリーに記載されている。チョコレートと予兆も関係しているが詳細は不明。予兆の症状は発作後におこることもあり、予兆の後に偏頭痛 / 片頭痛が順序をもってやってくるとは限らない。

 

・頭痛ダイアリーからわかったこと
①肩・後頚部のこり・痛みは予兆であったり、頭痛極期の随伴症状だったりする。
②食欲亢進の予兆が多く、食欲中枢との関連が示唆される。
③月経、排卵との関係は定型的でない。
これらのことから偏頭痛 / 片頭痛発作の原因は、視床下部を起源としていると考えられる。

 

 

・服薬について
頭痛ダイアリーをつけると、自分の偏頭痛 / 片頭痛の傾向が見えてくる。これがわかれば、服薬のタイミングを工夫することで上手く頭痛がコントロールできる可能性がある。

 

・頭痛体操のすすめ
頭痛の時には反射的に首の後の筋肉が硬くなってくる事が知られている。首の後の筋肉をストレッチすることで首回りの筋肉が緩んでくることが知られている。首回りの筋肉が緩むことによって偏頭痛 / 片頭痛の予防につながる。

 

 

当院の見解

 

肩こりが精神的な要因と関係することは過去のブログでも取り上げています。

http://www.korikori.com/blog/論文紹介%ef%bc%9a肩こりの心理・身体的特性【平野区%e3%80%80/

 

 

首の後の筋肉が緊張してくることで偏頭痛 / 片頭痛が起きるということなので、日常でのストレスや精神的な負担、疲れなどが片頭痛と関係することも納得ですね。だからリラックスすることも必要なのです。

 

 

 

しかし難しいのは、身体の負担についてばかり考えを巡らせて気分やストレスなどの心の問題に目が向きにくい患者さんです。このような患者さんは、症状の原因についてそのすべてが身体の原因に起因していると考えがちです。

 

 

こうなるとなかなか症状は治りません。なぜなら身体以外の要因も頭痛と必ず関係しているからです。

 

 

例えば、強い痛みでお困りであればかならずそれに伴う心理的な反応は起こります。また生活でのストレス負担が痛みをさらに大きくすることもあります。そこに目を向ける、つまり意識することができれば症状を根本的に解決する糸口が見えてきます。

 

 

 

 

実際に論文で紹介されているトリプタンを服用した117人の患者さんへのアンケートでは、トリプタンで偏頭痛 / 片頭痛がなくなり人生が変わったと表現する人は45%。その一方で2~3割の人に効果がないとされています。ここが薬の問題だけでは解決しない、つまり身体の問題だけが偏頭痛 / 片頭痛の原因ではないということです。

 

 

私たちの治療を受けようとお考えに人はきっと、既に病院でみてもらったけども効果がない、なかった、という患者さんだと思いますが、そのような患者さんにこそ当院で筋膜リリース、認知行動的療法的な関わりを用いた治療を受けて頂きたいと考えて下ります。

 

 

当院では、肩こりや首こり、背中の痛みとセットになっている偏頭痛 / 片頭痛に対して、まずは筋膜リリースを行ないます。筋肉とそれを包む膜の間で癒着やひずみが生じている場合、筋膜リリースによってその部分の問題を解消することができます。

 

 

それに加えまして、認知行動療法的な関わりを通して身体の問題以外の様々な問題(心理的な問題や社会的な問題、ストレスに気付くこと、痛みとの付き合い方など)に対処するようにします。

 

 

ときにはマインドフルネスストレス低減法という方法を応用して治療を行う事もあります。

 

もちろん、はり治療も行ないます。

 

 

 

 

これらの方法で、偏頭痛 / 片頭痛が全くゼロにならないとしても、十分に生活を楽しめるところまでお連れするのが私たちの治療です。

 

おわりに

 

大阪市の平野区、加美北地区、生野区界隈で、偏頭痛 / 片頭痛にお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

 

 

参考文献

 

 

坂井文彦:患者さんから学んだ片頭痛学.臨床神経,48:785―791,2008

https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/48/11/48_11_785/_pdf/-char/ja

アクセス

小川鍼灸整骨院

〒547-0001 大阪市平野区加美北1丁目1-11
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