9.Aさんから頂いたメール~

 

2015年6月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました。

 

 

Aさんから頂いたメールは以下のようなもの

でした。このメールは、Aさんの治療の経過

をブログに掲載したいという私の申し出を

Aさんが承諾し、記事のアップ前に確認して

頂いた際にAさんから受けたコメントです。

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小川先生! 昨日の原稿を読み返して、私の

意見として記載にプラスして頂けたら嬉し

いのですが。

 

 

振り返ってみて何が私の症状を軽減したかに

ついて考えて見ましたが、1番は整形外科医、

その他の整骨院の治療者、司法書士や保険屋、

その他なんやらかんやらの専門家は症状を

訴えている私の心に着目せず、個人の利益や

職務に対してのみの治療!接触だった。

 

 

言い換えれば私の症状の回復が優先事項で

無かった事が、全て腑に落ちないモヤモヤ

となり、絡まり、悪化したのだと思います。

 

 

小川先生だけが深い部分に着目して下さいま

した。先生の専門分野でもある心理学的な観点

からの会話が、絡まった私の感情を紐解いた

結果、楽になれたのだと思います。

 

 

そういった観点からの治療が患者を救う事を

沢山の方に知ってもらいたいので記述して

頂ければ嬉しいです。

 

 

誰にも分かってもらえない症状。もう諦めて

しまおうか。 でもシンドイ。 もう電車にも

乗れず病院へ向かうのも苦痛。 日常の生活

(洗濯、料理)すら継続することができるか不

安。 という所まで追い込まれた所からの

改善でした。

 

 

復活出来た事を本当に感謝しています。

 

himawari

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少々手前味噌な内容で申し訳ないのですが、

できるだけそのまま記載しました。

上記の内容を解説させていただきますね。

 

 

「1番は整形外科医、その他の整骨院の治療者、

司法書士や保険屋、その他なんやらかんやら

の専門家は症状を訴えている私の心に着目せ

ず、個人の利益や職務に対してのみの治療!

接触だった。 」

 

 

というこの記述がAさんの症状の肝となる部分

です。次に治療者に関してのみ詳細を分析します。

 

 

Aさんが受療した整形外科医は自分が解釈でき

る患者さんしか診ないという態度を決め込み、

Aさんを厄介者として扱っていた可能性があり

ます。つまり自分が身に着けた崇高な医学理論

を、Aさんの症状改善のために用いることをし

ませんでした。むしろ、Aさんを現代医療の

対象から排除しようとしたのです。

 

治療者としては罪深いことだと思います(

医師個人の問題のみでなく、現代医療制度

にも問題ありと思いますが)。

 

 

その他の整骨院の治療者について、私が聞いた

限りは2軒の整骨院の先生です。

 

 

1件目の先生は近くの整骨院の先生で、この

先生は外国出身の先生です。その先生が育った

国の文化に根付いた治療法をAさんに行った

様です。その文化では受け入れられている

治療でもAさんには受け入れられなかった

ようですね。

 

Aさんの頚、肩にはの治療の跡が残ってしまい

ました。

 

 

そしてこの先生はAさんの症状が事故に絡んで

いるとわかると、自分が世話になっている

弁護士を紹介するとしきりに言い出したそう

です。

 

この先生は、Aさんの症状に向き合うことなく、

自分の治療方法を押し通し、それに加えて利益

を得るようにAさんに働きかけたのでした。

Aさんはこの先生に対して不信を抱き、治療院を

変えました。

 

 

2件目では当初、関係性は良く治療に効果を

感じていたそうです。しかし、治療の後には

どっと疲れが出たり、希望しない鍼治療を勧め

られたりと、だんだん治療者に行くことが

おっくうになってきたとAさんは話しました。

 

 

治療者は柔道整復以外のオプションの治療も

無料でAさんに行ったそうです。しかし、

後から分かった無料の理由は、これらの治療費

は加害者側の自賠責保険がカバーしてくれる

たであろうという、治療者の憶測があったため

でした。

 

 

だから無料でオプションの治療をしていた

のです。自賠責保険でカバーされる治療費は

高額で、治療者の収益は高くなるのです。

 

 

しかしそれらはカバーされませんでした。

そうとわかった時点で治療者との関係性が悪く

なったそうです。オプション治療ははじめから

Aさんが望んだ治療ではありません。つまり

利益のためになされた治療だったのです。

 

 

それに加えてAさんは頚のグリグリが痛みの

原因であると治療者から説明を受け、それを

受け入れて悩みました。「このグリグリは

いったい何なのか?」と。

 

 

整形外科医に相談したところ「自分の専門外

だからわからない」とされ、MRI検査まで受け

ておられます。検査の結果、そのグリグリは

リンパ節であると診断されたそうです。

 

 

2軒目の治療が「頚のグリグリ」を指摘し

なければ、この検査は行われていなかった

可能性が非常に高いです。

 

 

ここまでを整理すると、3名の治療者は自分

の診立てを中心にAさんに治療を行いました。

整形外科医は現代医学を全面にだし、整骨院

の先生は自分の診立てと報酬への欲求を全面

にだしていました。

 

 

ここでは、Aさんが症状をどのように捉え、

どのように感じて、何に困っているのかが

全く扱われていませんでした。

 

 

このことが問題となっていたのでしょう。

Aさんも「専門家は症状を訴えている私の心に

着目せず、個人の利益や職務に対してのみの

治療!接触だった」とメールに書いておられ

ます。

 

 

そこで、偶然にして私がこれまで勉強して

きたことがうまくAさんの痛みの改善に役立

ちました。

 

 

Aさんは僕の専門分野が「心理学」であると

表現しましたがそうではありません。一般的

に説明することが難しいので心理学とよく

口にしますが、専門は・・・・よくわかりま

せん(笑)。

 

 

でも私が影響を受けているのは、文化人類学・

医療人類学・医療社会学・心理学・哲学など

です。もちろん、整形外科をはじめとする

現代医学も。

 

 

今回の事例は、Aさんがわずらう「肉体に生じ

る異常」とそれに掛け合わさった感情を、

 

・上記の学問群から私がうまく解釈すること

ができ、

 

・それをうまくAさんに伝えることができ、

・私の説明を受け入れる体制がAさんに整っ

ていた

 

という条件がそろったことによる偶然の

たまものといえます。

 

 

うまくいかないこともよくあります。また、

うまくいくまでに非常に時間がかかる場合も

あります。タイミングがうまく重なり、

突然効果が現れる場合もあります。

さらにはその逆に、うまくいっていると思わ

れていた治療が突然ダメになることもあります。

 

 

次には、「原因がわからない痛み」の治療が

上手くいく場合にはどのようなケースがある

のかについて、Aさんの事例からはなれて

お話ししてみようと思います。

 

 

その次には上手くいかないケースについても

お話してみようと思います。

 

 

できるかな・・・?

(つづく)

 

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