62.治療に自信が持てないのはなぜか?自信がない治療者の考察

2015年8月のブログです。ホームページ移設
のためにここに移動しました

 

治療の手

 

 

私もそうでしたが、治療者には治療に全く自信が

持てない時期はあるものです。

 

新米時代はほとんどそうですね。まあ、一部の

ベテラン先生のなかにも実は自信がないと思って

いる人がいると思います。

 

 

でも、自信がないことを態度に出すわけには

いきませんのでそのことを悟られないように

している。

 

 

実際には結構多いのではないでしょうか?

 

今回は治療者が自信を持てないのはなぜか?

について、サービスマーケティングの論点から

述べてみたいと思います。

 

 

もちろん私の私見です。

 

マクドナルドの店員さんは一定の研修を積めば

笑顔でカウンターに立って堂々と接客ができる

ようになります。

 

そこに迷いはありません。

 

マニュアルがあるからです。

 

そんなことは分かりきっていることですが、

治療者の仕事と比較すると面白いのです。

 

マクドナルドに来店する客は自分が欲しいものを

明確にできます。注文する時には何かを明確に

注文します。

 

 

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とカウンターで注文します。

 

そこで店員はそのオーダーを受け入れて商品を

そろえて代金をもらい客に提供します。

 

客は代金と同等以上の価値がある商品を受け

取ります。

 

代金は商品と同等以上の価値であるために商品と

代金の交換が終わればそこに何のわだかまりも

残りません。

 

取引は成立したのです。客が受け取った価値が

 

値段以上に大きいほど客は満足してハンバーガー

をほおばり、店員は客の笑顔に喜んで

マクドナルドのクルーとして実績を積んで

自信をつけていきます。

 

一方治療場面ではどうでしょうか。

 
治療者の元に訪れる患者は「よくなりたい」と

いう漠然とした期待はありますがその期待が何

によって満たされるのか

(どのような治療を受ければ良いのか)

を分かりません。

 

患者が欲しいもの(治療)はハンバーガーの

ように具体的になっていないのです。

 

そこで治療者は患者の訴えを聞いて患者が

「よくなる」可能性がある治療を提供しますが

治療者もその治療が具体的に何であるのかを

治療の時点では明確にわかってはいません。

 

ここでは治療理論というマニュアル的なものは

ありますが、結果を見てみないと治療が正解

だったのかどうかわからないのです。

 

つまりマクドナルドでは、客は何を注文するか

を具体的に知っていて店員もそれを理解して

確実に提供することができるのです。

 

 

そしてその場で取引は成立します。

 

それに対して治療場面では患者は何を注文して

いいのかわからない状態で治療者も何を提供

すればいいのかわからないということになって

います。

 

取引はいつまで続くのかもわかりません。

 

サービスマーケティングの観点から医療サービス

を研究する島津は患者が何を要求すればいいのか

分からず、治療者も何を提供してよいのか分から

ないこの状態を、「二重の不確実性」と呼んで

います。

(島津望:医療の質と患者満足度―サービス・

マーケティング・アプローチ―、千倉書房、

2005、p123)

 

患者自身が何を求めればよいのかわからなく

とも専門家である治療者が適切な治療を施して

あげればよいので、二重の不確実性という

概念はおかしいと思う人もいるかもしれませんね。

 

確かにそうです。しかし、マクドナルドと比較

すると治療という仕事はその場でサービスの結果

を出すことができないという点で不確実なもの

なのです。

 

このような状況の中で、治療に自信がない治療者

は確固たる治療理論を持たないために自分も何を

提供してよいのか分からず、結果としてこの

二重の不確実性にはまってしまう治療者でしょう。

 

または自分の理論に自信がないために行った

治療が上手く効果を発揮してくれるのかどうかに

不安なのでしょうね。

 

 

これが治療に自信が持てない理由なのですね。

 

治療に自信が持てる治療者とは、学問的・理論的

に正しいかどうか曖昧であっても自分が行って

いることを信じていて、とりあえず治療者側の

不確実性がない状態にいる治療者だと思います。

 

この状態にある治療者は、たとえ治療が上手く

効果を発揮になかったとしても、自分なりの

解釈によって、うまく効果がでるような説明を

患者にできるのです。

 

 

自分の治療に絶対的な自信があるというカリスマ

的治療者と言われる人たちはそうであると思い

ます。

 

やはり迷える患者さんを目前にして、治療者には

カリスマ的な要素は必要なのですね。

 

そのカリスマ性の元に自分がどうなればよくなる

のか具体的には分からない患者のニーズが、

 

「あ、自分はこれを欲していたのか」

 

とカリスマ治療者が行う治療を受け入れ、

カリスマ治療者の言葉の通りに自分の曖昧な

部分を再解釈していく。

 

こうして、患者は治療者の信者になって治療者を

信頼していくのではないでしょうか。

 

私には強烈なカリスマ性はありません(笑)。

 

しかし、

 

安心してください(笑)

 

それに似た患者さんと治療理論に対する情熱は

備えているつもりです。

 

昨日は私の仕事の領域を乗り越えて、高校生の

患者さんの大学入試の小論文作成のアドヴァイス

を長々としてしまいました(笑)。

 

私の情熱で彼がやけどをしなければよい

のですが・・・(笑)

 

(つづく)

 

 

 

小川鍼灸整骨院
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