56.人をやっつけたい気持ちと痛みについて思うこと

2015年8月のブログです。ホームページ移設

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私たちの心の中には他人をやっつけたい気持ちが

あるのではないでしょうか?

 

ないですか?僕だけ?(笑)。

 

また、自分の言っていることが正しいと思いたい

気持ちもあるのではないでしょうか?

 

 

それがたとえ明らかに間違っているとわかったと

しても、自分が間違っていることを認めたくない

ようなそんな気持ちです。

 

え?これも僕だけ?(笑)。

 

これらは自分を守りたい、自分を正当化したいと

いう自己防衛の気持ちと言えるかもしれません。

 

この気持ちは基本的に無意識にやってくるもの

だと思います。

 

私は自分の子供時代から20代後半までを振り

返って、まさに無意識に自分を防衛しよう、

正当化しようという意識が働いていたと思える

ことが多々あります。

 

こう書くと30代からはそうでないのか?と

思われるかもしれませんね。30代前半から

通信制大学で心理学を学び、人の心について

考える機会を得てからは自分の心の動きを客観的

にとらえようと努力するようになりました。

 

だから、不完全ながらも自分が無意識にどのよう

な思考や行動を選択していたか、そして今して

いるのか、今の自分の思考や行動が倫理的な

妥当性から逸脱していると考えられるとしても

その思考や行動を選択してしまうのはなぜかを

考えるようになったのです。

 

 

つまりできるだけ意識化するように努力するよう

になったのです。

 

この経験は患者さんの痛みと向き合う治療者

として非常に重要なものでした。

 

 

自分の経験を通して患者さんの無意識の心理状態

を想像できるからです。

 

例えば、慢性の痛みを訴えている患者さんが

 

「レントゲンを撮ってほしい」

 

「MRI検査をしたい」

 

と訴える患者さんはいらっしゃいます。

 

患者さんは痛みの原因を見つけ出し、それに

うまく対処することで痛みから逃れることが

できると考えるのでしょう。

 

こう考えるのは痛みと苦痛を感じる患者さんで

あれば当然のことですが、なかには

 

「自分の痛みを分かってもらいたい!」

 

「自分の痛みは嘘じゃない、実際に痛みを生み

出すものが体の中にある!」

 

ということを証明したいと無意識に思う人も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

レントゲンやMRI画像は

 

「痛みが実際にあるんだ!」

 

ということを客観的に証明してくれるからです。

 

 

 

もし、レントゲンやMRI画像によって異常が

見つかったなら、それは自分の痛みを証明する

証拠が見つかったことになります。

 

「だから言ったでしょ、痛いって!!」

 

 

と強く主張することができるのです。

 

こう主張することで、自分を守り、自分を正当化

することができるのです。

 

言い換えると、自分の痛みを理解してくれなかっ

た人をやっつけることができるのです。

 

やっつける道具としての痛みは大きければ大きい

ほど、はっきりしていればそうであるほど都合が

良いわけです。

 

強い痛みとその痛みを証明する証拠がそろった時、

痛みを持つ患者さんは強い武器を身に付けたこと

になり、相手をやっつけにかかります。

 

自分を守り、正当化したいという無意識が痛みを

大きくする可能性があるというお話でした。

 

(おわり)

 

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