43.治療の効果が得られやすい人、難い人④

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

痛みの意味付けを変更させることが非常に難し

いモデル・・・

 

ではモデルを提示しましょう!

 

年齢は70代男性。職業は自営業。戦後生まれで

高度経済成長期に若くして一代で事業を成功さ

せて現在も現役。世代交代には消極的で

リーダーシップが強くワンマンタイプ。

 

 

多くの困難を自分の力でなんとか乗り越えてきた

という成功体験と強い自尊心を持つ。

 

 

趣味をもたず、仕事だけに生きがいを感じている。

 

このような人、みなさんの周りにもいませんか?

 

そして、その人はいわゆる頑固者では

ありませんか?

 

私の周囲にもいます(笑)。誰とは言いませんが

・・・・私の父です(言っちゃった(笑))。

 

彼の分析をしましょう。

 

若くして独立をしたということは、修行の期間も

短く、自分で工夫して困難を乗り越えることが

多かったと思われます。

 

 

失敗も多くまたそこから多くのことを学んだで

しょう。

 

 

それらの経験は彼の世界観を強く創り上げると

考えられます。

 

 

「こういう時はだいたいこうなる」 とか

 

「こういう時はこうするべきだ」という考えが

 

自分の中で自分だけの哲学として世界観を創り

上げていくのでしょう。

 

 

自分流の世界観です。

 

そして、なんでも自分でするという彼は自分の

専門外のことも処理しなくてはならなくなります。

 

専門家へのお願いごとは基本的にしません。

 

 

お金もかかることですし。

 

彼はなんとか自分なりのやり方で専門外の課題に

立ち向かうのです。

 

それが成功であったのか失敗であったのか、

客観的に検証するという概念も術もありません。

 

彼は自分なりの主観的な評価によって、成功か

失敗かを判断します。

 

 

主観的判断はきっと自分にとって都合のよい判断

になっていると思われます。

 

 

つまり主観的な成功体験は多く積み重なっていく

わけです。

 

専門外のことでも自分で考えて工夫をこらせば

何とかなるという主観的な成功体験を繰り返す

ことによって、彼の自分流の世界観は自分がよく

知らない世界へとさらに広がっていきます。

 

 

つまり、主観的成功体験を重ねて知らないことは

なくなっていくのです。

 

だから何を質問しても自分流に答えることが

できるようになります。知らないことはなくなっ

ていくのですから。

 

この自分流の世界観は自分の体についても広がっ

ていきます。

 

今までいろんな困難を自分流にやりこなしてきた

のですがら、自分の体の不調も自分なりに対処

することも多いのです。

 

 

体に対する解釈も自分なりの解釈が出来上がり

ます。

 

体に対する自分の解釈も出来上がってきます。

 

体に老いが訪れていない若い世代のころはこれ

までのやり方で無理が利いていました。

 

しかし、歳を重ねていくごとに体は傷んできます。

 

 

無理も利きません。痛みのある個所も増えてき

ます。

 

彼が自分の痛みに対してネガティブな物語を、

自分の世界観の一部として創り上げた時に、

この意味を変更させることが誰にできるで

しょうか?

 

「自分の腰痛は過去の重労働によって

ぐちゃぐちゃに潰れている。これを元に戻すため

には相当の強さで縦に引っ張らないといけない。」

 

「過去の働きすぎによって筋肉がガチガチに

固まっている。この固まった筋肉は相当な強さ

でほぐさなくてはならない。少々の強さでは

ダメだ。だってあんなに体を酷使してきたの

だから。あの時の苦労が今一気に吹き出てき

ている」

 

「足のしびれは腰からきている。若い頃には死ぬ

ほど働いたけど若さのおかげで無理が利いていた。

しかし歳をとって無理が利かなくなってきた。

若さでなんとか痛みを腰で止まっていたのが歳を

とって重力に従って足に痛みが下りてきた。

この痛みは若い時の無理がたたっているのだ」

 

その意味は彼の人生の経験のなかで培われたもの

なのです。だれがそれを「嘘だ」とか、

「あなた自身が主観的に創り上げたものだ」

とか言えるでしょうか?

 

彼にとっては現実なのです。彼の現実を否定

するということは、彼の人生を否定することに

なるのです。

 

つまり、彼の痛みを否定することも彼の人生を

否定してしまうことになります。

 

この彼の痛みの意味を変更させることは誰にも

できません。それは彼がこれまで積み上げてきた

人生経験だからです。彼の記憶と言い換えても

いいかもしれません。

 

しかし、ある方法を用いて治療を行うことは

できると私は考えています。

 

次はそれについて触れてみましょうか。

 

おとうちゃん、ネタにしてごめんね。

でも尊敬しています。

 

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(つづく)

 

小川鍼灸整骨院

 

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