40.治療の効果が得られやすい人、難い人

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

前回は痛みに対する意味付けが変化することで

症状が軽減すること、そしてその変化は治療者

の力技で(理論で)外からもたらされること は

なく、患者さんの内側から自身の気付きを通し

てもたらされるとお話しました。

 

 

 

今回は「内側から変化しやすい患者さん」に

ついてお話ししますね。

 

 

 

ハワード・ブローディ―(著)

「プラシーボの治癒力」は私が影響を受けた

数ある本の中の1冊で、このブログの内容の多く

を担っている のですが、そこにはプラシーボ

反応が得られやすい人の性格として「素直さ」

が紹介されています。

 

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ちなみに、プラシーボ反応は「偽薬反応」と

され、偽の薬を飲んでも効果的な反応が得られ

ることです。これは否定的なことではありません。

自分の体は自分で治す力があるという、とても

良いことなのです。そうとらえていきましょう。

 

 

 

素直さとは「他者志向」、「困難な状況におち

いったとき、そういう人は殻にとじこもって

ひとりで何とかしようとするのではなく、周囲

の人たちと連携をとりながら対処しようとする」

p62と表現されています。

 

 

「他者志向」とはその他に、他者の言い分を聞き

入れると解釈できるのでしょうね。

 

 

 

私の臨床の中でも全く同じことを感じます。

 

 

治療者である私に何とかしてほしいと良い意味で

依存傾向にある患者さんは私の話しも届きやすい

ような気がします。

 

 

また、ブローディの記述のなかにもありますが、

症状について不安をお持ちの方は私の話しが届き

やすいかもしれません。

 

 

不安のもとに解決策を求めておられるという

基盤をお持ちですので、専門家の意見を受け入れ

ようとするのでしょう。

 

 

 

この意見の受け入れの先に痛みへの意味付けの

変化が現れるのだと思います。ここは非常に

重要なところです。

 

 

 

しかし、患者さんが行う「意見の受け入れ」には

治療者への信頼が必要ですよね。誰でもそうです

が、信頼がおけない人の言うことを受け入れる

ことは通常しません。

 

 

 

ここでは信頼関係もまた非常に重要な問題と

なります。

 

 

 

信頼関係とは・・・一言でまとめて表現しよう

としても難しい概念ですね。信頼関係について

は次の機会に言及するとしましょう。

 

 

社会学的に「信頼とは何か」を研究している

先生もいらっしゃいますので参考にして触れて

みたいと思います。

 

 

 

とにかく、痛みに意味付けられたネガティブな

イメージを変化させる必要があるのですが、

ここには信頼関係を構築することが必要という

ことです。

 

 

 

あと私の経験では、「いろいろな治療者を受療

したけどどの治療者も治療効果がなかった」と

いう状況の人は意味付けの変化が起きやすいと

思います。

 

 

 

ちなみに私の場合はこのような患者さんの治療を

得意とします。なぜならこのような患者さんに

対しては、行うべき治療や治療者としてとる

べき態度が決まってくるからです。

 

 

 

「決まってくる」とは、その患者さんのこれまで

の治療の経緯を伺うことで、これまでの治療者に

何が足りなかったのか、なぜその治療者を継続

受療しなかったのかを知ることで、行うべき治療

やとるべき態度が決まってくる、見えてくると

いうことです。

 

 

 

治療者はそれらの話をよく聴き、その逆を行え

ばいいわけですね。

 

 

 

それが上手くできた時に、痛みに対する意味付け

の変化は患者さんの内側から自身の気付きを通し

てもたらされることが多いように思います。

 

 

 

その他、治療に対しする患者さんの期待が高い

時にも痛みに対する意味付けの変化は起き

やすいようです。

 

 

 

ここで思いつく期待とは、例えば・・・・・

 

 

 

治療者に対する高い評価を噂として聞きつけて

いるとか、過去に同じような治療をしてよく

効いた経験があるとかでしょうか。

 

 

特に治療者に対する高い評価は本当に効き目が

あるようですね。私に高い評価を持ってくれて

いる患者さんの治療が非常にやりやすく感じる

ときがあります。

 

 

 

私だけでなく、治療者であればだれでもそれを

肌身に感じていると思います!!

 

 

 

私がそう考える根拠は、芸能人や著名人を治療

した経験がある治療者はこぞってこのことを

アピールすることです。

 

 

もちろん広告の意図はありますが、このような

アピールが集客につながり、自分の治療者として

の価値を高めて治療効果も高まるとそれらの

治療者は考えるのでしょう。

 

 

 

多くの医療の消費者はきっと、

 

「あの芸能人が治療を受けに来るぐらいだから

よっぽどすごい先生なんだろう」とか、

 

「あのスポーツ選手が受ける治療だからきっと

すごいんだろう」とか、

 

「あの歳をとっても元気に見える女優さんが愛用

しているサプリだからきっと関節の軟骨も増える

んだろう(あ、言っちゃった(笑))」とか、

 

思ってますよね。

 

 

 

だから治療者や製薬会社、健康関連産業は有名人

を広告に起用するのです。

 

 

 

私は芸能人を治療したことがありませんのでその

ようなアピールもできませんが(笑)。

 

 

 

この発言、ちょっとやっかみが入っているかも

しれませんね(笑)。

 

 

 

いや、芸能人を治療して儲けたいということでは

ありませんよ!

 

 

 

いや、ちょっとはあるかも(笑)。でも、めんどく

さそうなのでいいや、芸能人や有名人は。

 

 

 

でも来てくれるなら一人の患者さんとして受け入

れますよ、

 

 

 

とかなんとか、自分の頭の中で妄想が広がって

います。あたかも誰か有名人が来たがっている

みたいな・・・・(笑)。

 

 

 

妄想はこのあたりでストップさせましょう!

 

 

 

以上、治療の会話の中で自分の痛みの意味付け

を変化させやすい人についてお話しました。

 

 

もっと他にも条件はありますが、簡単に述べると

上記のようなことです。

 

 

 

次は、治療の会話の中で自分の痛みの意味付け

を変化させにくい人についてお話しましょうか。

 

 

 

(つづく)

小川鍼灸整骨院

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