39.腰痛が意味付けによって創られる⑥

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

前回はベックの認知療法の理論をもとに、腰痛

になりやすいと私が考える患者さんの思考に

ついて勝手に述べさせていただきました。

 

 

 

患者さんの認知のゆがみを見つけ出し、それを

指摘し、意識してもらって認知を変化させること

ができれば認知療法の効果は絶大です。

 

 

 

実際にそのような患者さんはいらっしゃいます。

 

 

 

前回紹介した「ヘルニアは手術をしないと治ら

ない(へこまない)!」と思い込んでいた患者

さんは、

 

「いや、ヘルニアは手術をしなくても自分の

免疫細胞が食べてくれてなくなるのですよ」

 

という私の言葉によって歪んだ認知が解消され

て半年続いたヘルニアによる痛みが翌日になく

なってしまったのです。

 

 

 

認知のゆがみの解消とは、意味付けの変化なの

ですね。

 

 

 

ただ、この患者さんの場合、私は意図的に認知

の変化を促したわけではありません。この場合

は偶然です。

 

 

 

難しいのは、この手の認知の変化は治療者が

無理やり変化させるのではなく、患者さんが

内側から、つまり患者さん自身の気づきを元に、

自発的に変化することが大切なようなのです。

 

 

 

これは本当に難しい。そしてこのことが非常に

重要なようです。

 

 

 

最近、治療は芸術的な側面を持つと表現される

ことがあるようです。

 

 

 

私の記憶の中では、最初にそのような記述に触れ

たのは2000年ごろの菊池先生の記述でした。

 

 

 

菊池臣一先生は福島県立医大整形外科の教授

(現在は多分違う)で、日本の腰痛治療の中に

EBM(Evidence Based Medicine;科学的根拠に

基づく医療)の流れを取り込んだ草分け的存在

の先生です。

 

 

 

菊池先生は豊富な臨床と研究の経験から、腰痛

治療はサイエンスの側面とアートの側面が重要

としています。

 

 

 

科学的に腰痛治療を突き詰めた結果、腰痛治療

は理論だけでは効果をあらわすことができない。

 

 

芸術的な側面も必要だと先生は実感したのですね。

 

 

菊池先生のお父様も柔道整復師だったそうですが、

私にとりましてはこの事実も非常に運命的な

説得力を感じたわけでございます。柔道整復師の

治療は良い意味でも悪い意味でも

アーティスティックだからです。

 

 

 

このアートの側面とは、まさしく、患者さんが

内側から、痛みに対する意味付けを変更していく、

変化させていく、新しい意味付けを紡いでいく

ことだと私は思っています。

 

 

 

代替医療者はある時には意識的にある時は無意

識的にこのアートを駆使しているのではないで

しょうか?

 

 

 

この様な効果の芸術的側面は、意図的に現わす

ことが難しい。ただ、治療者はそれを意識しない

と良好な治療効果の確立を高めることはできま

せん。

 

その意味で芸術的なのでしょうね。

 

 

 

私は、明らかな認知のゆがみをもつと思われる

患者さんに対して力技で、つまり、アートでは

なくってサイエンス(理論)で認知の変化を

促そうとしたことがありました。しかし、必ず

と言っていいほど失敗しますし、なにより私は

 

 

その力技によって患者さんとの信頼関係を失った

こともあります。

 

 

 

理論だけの力技ではだめなのです。

 

非常に苦い経験です。

 

今日はここまでにしたいと思います。

 

 

 

では次回は、私が考える「患者さんが内側から

変化しやすい状況・条件」について私の経験論

を述べたいと思います。

 

 

その前に脱線するかも・・・・(笑)

 

 

 

芸術は爆発だ!どういう意味?でも意味は必要

なのか?考えずに感じろということか?・・・

 

 

 

やっぱり理論だけじゃダメ?

 

修造ならこの意味を知っているのか?

 

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