31.病気が意味付けによって創られる⑪

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

ここまでは、患者さんは雑多な情報のなかで

自分の腰痛について様々な意味付けを行って

いることを説明してきました。それは、

日本人の文化的な価値観を下地にして、社会的

に腰痛が意味付けられていくというものでした。

 

 

 

患者さんは、文化的に、そして社会的に意味

付けられた腰痛のイメージを情報として受け

取りますが、その受け取り方が個人によって

変わってきます。

 

 

 

自分が理解できる情報、理解できない情報、

理解できないが自分なりの解釈を加えて理解で

きる情報、好きな情報、嫌いな情報、しっくり

くる情報、全く同意できない情報など、様々な

情報に触れて自分なりに腰痛のイメージを創り

上げていく(意味付けしていく)ことになり

ます。

 

 

 

つまり腰痛は患者さんによってイメージされる

(意味付けされる)のです。

 

 

このことは、「患者さんが自分なりに腰痛を作り

上げている」といえるのではないでしょうか。

 

 

 

腰痛治療、特に慢性腰痛の治療は医学的な方法

が通用しないと言われます。

 

 

 

その一方で、医学的でない治療が効果的である

ことが多いです。このことは、いつの時代も

医学的でないとされる治療が存在していること

からも裏付けられます。

 

 

つまり、いつの時代も医学的でない治療は患者

さんから必要とされているのです。

 

 

医学的治療が効果的でなく、非医学的な治療が

効果的であるような状況は、腰痛が単に肉体的

な問題ではなく患者さん自身の感情や価値観、

腰痛に対してなされた意味付けが関係している

ためです。

 

 

 

言い換えると「患者さんが自分なりに腰痛を

作り上げている」からなんですね。

 

 

 

ここまでお付き合い頂きました読者の方は

きっと、「意味付けとは、悪いものなんだな!」

とお考えになるかもしれません。

 

 

 

また、何らかの治療理論を信じて治療を行って

いる治療者の方であれば、

 

「俺の(わたしの)治療が単に意味付けてる

だけだと!けしからん!」

 

 

と気分を害されるかもしれません。

 

 

さらに、患者さんでは、「私の痛みは意味付け

られたものではなく、本当に骨盤がゆがんでい

るんだよ!レントゲンで見たんだもの!」と

反論されるかもしれません。

 

 

 

これらの読者の方の反応を想定して、次回では、

 

「意味付けが悪くないこと」

 

「意味付けがよい方向に働くこと」

 

「治療者における意味付けとは」

 

などについて触れてみたいと思います。

 

 

 

できるかどうか、実はあまり自信はありません

が・・・・(笑)。

 

 

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つづく

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