30. 病気が意味付けによって創られる➉

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

前回は腰痛を意味付ける医療者として、医師・

鍼灸師・柔道整復師・あんまマッサージ指圧師

・カイロプラクターと整体師などを挙げました。

 

 

彼らが行う腰痛の意味付けは治療者と患者の間

のみで行われます。そして患者さんは治療者

から聞いた話を他の困った人に話します。

 

 

これが噂になります。医療者と患者の間には

このような話の伝達の仕組み、つまり意味付け

が社会に広がる仕組みがあります。

 

 

しかし、その仕組を通してもっと大きな影響力

があるのは健康機器販売会社・痛み治療薬を

扱う製薬会社によって行われるCMです。

 

 

大きな資金を投じてテレビやラジオにCMを

流し、病気のイメージを創り上げて収益につな

げます。

 

 

例えば、「神経障害性疼痛」という言葉を聞い

たことはありませんか?

 

 

大手製薬会社が有名俳優を起用したテレビCMで、

「神経障害性疼痛」を説明しています。

 

 

この俳優さんは学園ものドラマ先生役で非常に

有名な方ですので、その説明には説得力を感じ

るのかもしれません。

 

 

このCMを見た人たちは

 

「自分の腰の痛みもきっと神経の痛みに違い

ない!説明されている症状と全く同じだもの!」

 

と、テレビCMの情報を自分の腰痛へと意味付け

ていきます。

 

 

この意味づけの強さは、治療者と患者の間で起

こるそれよりも大きな力を持っており、そして

広がっていきます。

 

 

雑誌が取り上げる健康記事やテレビ局が放送

するテレビ番組も強力な意味付けを行います。

それは腰痛だけではなく様々な症状に対して

意味付けます。

 

 

「た○しの本当は怖い○○の医学」というような

類の番組もそうでしょう。

 

 

「単なる腰痛と思って放置しておいてはいけま

せん!それは○○病かもしれません!」

 

 

いや、もしかしたらそうかもしれませんが、

非常に低い可能性のものを取り上げていること

が多いようです。

 

 

確かにこの手の情報で救われる人も中にはいる

かもしれませんが、その陰で何万人もの人が

番組の意味付けに惑わされ、不安に陥ること

になります。

 

 

「3分でよくなる骨盤ストレッチ」

 

「自分でできる背骨矯正法」

 

などは雑誌でよく見るフレーズですが、果た

して本当にそうでしょうか?

 

 

これらのフレーズは間接的に腰痛に対して

「骨盤のゆがみ」や「背骨のゆがみ」が腰痛の

原因であるという意味付けを行っていると

言えます。

 

 

腰痛で苦しむ人たちは、玉石混交の様々な情報

の中で、手当たり次第にそれらに食いつき、

それらの情報を自分なりに解釈し、

結合させ、

自分なりの意味付けを完成させます。

 

 

そして、社会に流布する腰痛の意味付けから

自分なりの腰痛を意味付けていくのでしょう。

 

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つづく

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