27.腰痛が意味づけによって創られる⑧

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

サブタイトルを一部変更しました!

北スマトラの人たちは精霊を崇拝する。この

ことはサキット・ポロンが発症する文化的背景

と説明しました。

 

 

では、日本における腰痛の文化的背景について

ちょっと考えてみましょう。

 

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「胸を張って堂々とする」という表現があり

ますが、胸を張って背中が伸びている人は、

何事においても動じず健全なイメージを抱き

ますね。(胸を張って堂々と間違ったことを

する人もいますけど(笑))

 

 

剣道の試合の前に剣士が蹲踞(そんきょ)の

姿勢で胸を張っている様も非常に強く勇ましい

イメージを抱きます。(でも弱い人もいるん

ですよね(笑))

 

 

一方、「負け犬が背中を丸めて逃げていく」と

いう言葉があります。背中が丸いとは負け犬の

イメージとしてはしっくりきますね。剣士の

背中も曲がっていれば堂々としているようには

見えず、弱いイメージを結んでしまいます。

(実はむっちゃ強いこともある(笑))

 

 

「あの人はまっすぐな性格だ」

 

「曲がったことが嫌い」

 

「曲がったキュウリは売り物にならない」

(味に変わりはあるのでしょうか?)

 

ここまで挙げたとおり、「まっすぐであること」

は良いことで「曲ったことは」悪いことという

イメージは私たち日本人の日常の中に染み込ん

でいるものといえるでしょう。

 

 

つまり、そのような感覚が文化的に存在してい

ることが確認できます。

 

 

このイメージ、腰痛にも利用されていないで

しょうか?

 

 

あなたが考える腰痛の原因は?と患者さんに聞く

と、次のように話す方が多いです。

 

 

「もともと姿勢が悪い上に仕事で同じ姿勢でい

ることが多いから・・・それで・・・」

 

 

「周りから背中が曲がっているとよくいわれる

んだけど、それが原因だと・・・」

 

 

このように訴える人は基本的に、「背骨はまっ

すぐであるべき」

 

とか、

 

「背骨は歪んでいてはいけない」とか、

 

「左右にアンバランスがあってはダメ」

 

などと考えているようです。

 

 

ここには日本人の精神性が見えるように思われ

ますが、みなさんはどう考えますか?

 

 

人は腰痛に限らず、なんらかの出来事が起きた

ときにその原因を追究するものです。

 

 

原因がわからない腰痛に対しても原因を追究

して次の腰痛を避けることは腰痛でお困りの人

であればだれもが行う共通の行動と考えられます。

 

 

腰痛を感じて検査をしたけど原因がわからない。

その時人は自分が納得できる原因をいろいろ

考え、探します。

 

 

そこであてがわれる原因は、本人が「そうだ、

そうだ、きっとそうだ!」と納得できるもの

でなければ原因として位置付けられない

(信じられない)でしょう。

 

 

腰痛を持つ医者や生物学者に対して、

 

 

「あなたの腰痛はL4、L5間の椎間板と椎間関

節が変性による炎症を起こしていて、そこに

分布している神経終末が化学的炎症物質に

よって刺激を受けているから痛みが出ています」

 

 

と答えたとすれば、「なるほど!」とそれを

現実として受け入れることができるでしょう。

 

 

なぜなら彼らは上記の専門用語を知っていて

馴染みが深いからです。

 

 

でも一般の患者さんはそうはいきません。普通、

そんな知識はないのですから。上記の説明は

「宇宙からのメッセージ」に等しいものです

(言い過ぎですか(笑))。

 

 

それよりも、「昔から曲がったものはダメ、

まっすぐなほうが良いに決まってる、背骨だ

ってそうだ!正しい姿勢でないことは腰痛に

つながる」

 

 

という私たちの脳に染みついた文化的な解釈を

利用するほうが現実味がある。「しっくり」

くるのです。

 

 

よって腰痛の原因は、患者さんにとってわか

りやすいものが受け入れられやすいとい

うことになります。

 

 

私たち人間は、目前に今まで見たことのない

ものが現れた時に、それが何かを考えますね。

 

 

その際には自分が知っているもの(知識)から

まずは想像しますね。

 

 

自分の知っているもの(知識)からしか想像

できないのです。

 

 

だから馴染みある考え方から腰痛も想像され

るのでしょう。

 

 

まとめると、

 

 

日本には「まっすぐのものはよい」という

価値観があり、それによって「曲がったものは

悪い」という価値観も成立している。

 

 

この価値観が多くの方の腰痛のイメージを創り

上げている(腰痛を意味付けている)。

 

 

上記のことを腰痛の文化的な要因と一応設定

します。次に社会的な要因について考えま

しょう。

 

 

腰痛・肩こり、神経痛などでお困りの方は

小川鍼灸整骨院へどうぞご相談下さい。

 

 

(つづく)

 

 

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