頭痛の痛みと不安【平野区 加美北 南巽 筋膜リリース 整体 頭痛 肩こり】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、頭痛肩こりでお困りの患者さんが、自分の頭痛の傾向に気付くことが出来たというお話しをさせて頂きます。この患者さんはたまにやってくる頭痛発作で困っておられましたが、「なんとか克服できそうだ」という希望が持てる様になったということです。なぜそう思えたのか?そこをお話ししますね。

 

 

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目にある加美北地区にあります鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース整体と同時に認知行動療法の理論を応用して治療に用いています。

 

 

最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口から徒歩1分のところです。最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ。だから間違えないでくださいね。小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。

 

 

執筆担当は小川です

http://www.korikori.com/staff/

 

 

事例

 

 

27歳男性Bさんは、頭痛肩こりで来院されました。
中学生のころから頭痛肩こりを感じているBさんは、これまで多くの治療院で治療を受けてきましたが、その時は良くなるけれどもまた痛みが出てくると困っておられました。最近は得に頭痛が強くなってきたということで来院されました。

 

問診と診立て

 

 

Bさんは脳神経外科で検査を受けましたが、異常はないとのことです。首の運動痛や上肢のしびれもありません。姿勢の歪みなども得にありませんが、肩こりが強いと訴えておられて肩の上から首に続く筋肉が緊張していました。頭痛肩こりと共にやってきて重くだるい時もあれば、突然やってきて目の前がギラギラ光ることもあるとのことです。前者は緊張型頭痛で後者は偏頭痛発作と考えて治療計画を立てました。Bさんが最も困っているのは、後者の頭痛であり、治療が難しいと感じたのはこの頭痛発作がいつやってくるのかが分らないことです。

 

 

施術

 

 

来院時は肩こり様の症状や頭痛に対して肩や首回りの筋肉を緩めるように筋膜リリース整体を行ないました。得に筋膜リリースは肩周りの筋肉とそれを包む筋膜の間の結合組織に癒着が起きていることを考えて、それを丁寧にはがす治療を行ないさらにストレッチをかけるように整体を行ないました。そしてBさんと症状について一緒に分析しながらお話しを展開していきました。どんな時に頭痛を感じるのか、頭痛発作を予測することはできるのか、頭痛を感じるとどんな気持ちになるのか、こんなことを分析的に話し合いました。施術の頻度は週に2回です。ブログ執筆時は5回目の施術が終わったところでした。

 

 

 

結果

 

 

5回の施術の結果、肩周りの肩こり症状は楽なりました。そして、頭痛発作に対する不安が小さくなりました。

 

 

考察

 

 

まだ施術は5回が終わったところですので、効果について結論をだすことは出来ません。Bさんにとっての治癒とは、頭痛はもちろんのこと、頭痛に対する不安や心配がなくなることであり、単に肩こりがなくなることではないからです。たった5回の施術で10年以上感じている肩こりが解消するのは難しいでしょう。

 

 

しかしこの5回の施術で、Bさんの中には確実に変化が起きたというのです。それは、頭痛とその頭痛に対する自分の反応を俯瞰して眺めることできたことです。つまり気付きが得られたのです。

 

 

Bさんは会話の中で、起床時に頭痛を意識した瞬間に気分がふさぎ込み、少しの痛みでも頭痛発作を心配してしまうということに自分で気付いたのです。

 

 

そして、頭痛は大きく2つあり、1つはすぐに目の前がギラギラして動けなくなる頭痛と、1日だらだらと続く鈍い痛みです。これまでのBさんはこの2種類の頭痛の違いを意識していませんでした。というか、大きな頭痛と小さな頭痛と分類しており、小さな頭痛の蓄積が大きな頭痛につながると考えていたのです。だから小さな頭痛の先には大きな頭痛がやってくる、やってこないときはたまたま頭痛が小さくなっただけだと。この2種類の頭痛が別物とは考えていなかったのですね。

 

 

Bさんにとって、ここに気付けたのは大きかったようです。つまり、1日だらだらと続く頭痛は目の前がギラギラ光る頭痛とは別物であり、小さな頭痛が大きな頭痛につながるとは限らないと考えられるようになったのです。この結果、小さい頭痛をある程度無視できるようになったというのです。

 

 

頭痛を意識すること自体がストレスになると、それがまた肩こりを連れてくるということは十分にありえます。ストレスと肩こりは関係しているのですね。ブログを上げましたのでご参照ください。

 

肩こりの心理・身体的特性

http://www.korikori.com/blog/論文紹介%ef%bc%9a肩こりの心理・身体的特性【平野区%e3%80%80/

 

また、片頭痛の発作については、トリプタンという薬が非常に効果的という報告もあります。これもブログにアップしました。

頭痛/片頭痛について

http://www.korikori.com/blog/hennzutuu-cbt-mbsr/

 

 

私は、「もし片頭痛がひどくなるなら、脳神経外科を紹介するのでトリプタンの服用を相談されてはどうでしょうか?」と提案したところ、Bさんは自分の片頭痛に対して新しい対処の方法を見出したようで非常に喜んでおられました。

 

これらのことを踏まえて、Bさんの施術は現在も継続中です。明確な治療の結果はまだ出ていません。しかしが現在の治療の先にBさんが頭痛発作とうまく付き合ることができて問題自体を大きく捉えることがなくなれば、筋膜リリース整体、認知行動療法的なかかわりがトータルとして効果をあらわしたといってよいと思います。

 

当院では筋膜リリース整体、認知行動療法的なかかわりなど、患者さんに必要な方法をすべて動員して、患者さんの症状が軽減、解消するように努めております。

 

 

おわりに

 

 

大阪市の平野区、生野区界隈で頭痛肩こり、身体の歪みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース整体などでみなさまの痛みを治療します。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。

当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。

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小川 貴司(おがわ たかし)

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