扁平足について【足の痛み  ストレッチ オイルマッサージ  足底板】

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は扁平足についてです。「扁平足って治るの?」などよく患者さんから質問されるのですが、これについてもお答え致します。扁平足による足の痛みは、時期によってはオイルマッサージよく改善します。

 

扁平足とは

 

土ふまずが低下して、足の裏全体で体重を支える、またはそうなりつつある足のことです。扁平足で全く支障なく生活している人もいますが、扁平足足の痛みが出ている人もいます。足のトラブルを抱える方は扁平足の人が多いですね。

 

 

扁平足の原因はいろいろです。先天的なものもありますし、骨折の後遺症、慢性関節リウマチの変形としてもあります。最も多いのは、後脛骨筋という筋肉が上手く働かなくなる状態によって引き起こされる扁平足です。

 

後脛骨筋は足の内側から土ふまずを引き上げるように働いてくれます。しかし、加齢や慢性的な炎症などによって、足の内くるぶしから裏側にある後脛骨筋の部分で緩みや痛みが出てくるのです。こうなると、後脛骨筋は土ふまずを上手く持ち上げることができなくなって、土ふまずが下がってきます。このことが扁平足の原因なのです。

 

 

扁平足のステージ

 

扁平足は4つのステージに分けることができます。ステージ1とステージ2ではまだ関節は固まっておらず、足底板ストレッチなどを行ない、後脛骨筋の働きを取り戻してあげることで、扁平足をある程度回復させることができると考えられます。しかし、ステージ3、ステージ4になると、足の関節が扁平足の形で固まってしまいます。こうなると、形自体を元に戻すことは難しくなります。手術などを行なうことで一部の扁平足が治ります。

 

 

当院で行なう扁平足への施術

 

扁平足は内くるぶしから足の裏にかけて走る「後脛骨筋腱」が上手く働かずに土ふまずが下がってきますので、この部分に負担がかかり、痛みが出てきます。それに続いて、足首の周りやアキレス腱など様々な場所にも痛みを感じます。これらの足の痛みに対してストレッチオイルマッサージを行い、痛みを軽減させます。

 

また、かかととふくらはぎの軸からできる角度が、大きくなります。つまり、後から見たときに、かかとの骨が内側に傾いてくるのです。この変形を防ぐために、かかとの内側を高くする足底板を靴の中敷きの中に入れて対処します。その他、固い靴底の靴を履いている方などは、靴を替えることで症状が軽減することもありますので、靴の相談にものっています。

 

ステージが進んでしまうと、扁平足自体を治すことが難しくなってきます。この場合は痛みの場所をオイルでマッサージして、痛みを軽減させるようにします。扁平足があっても痛みなく生活されている人は沢山いますので、たとえステージが進んだ扁平足であっても悲観することなく、根気よく施術を続けて頂きたいです。

 

 

おわりに

 

小川鍼灸整骨院では、扁平足でお困りの患者さんにも積極的に施術させて頂きます。大阪市の平野区、生野区近郊で扁平足の痛みにお悩みの方は小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

 

参考文献

 

仁木久照:8章後天性変形,扁平足(後脛骨筋腱機能不全),下腿・足関節・足部,最新整形外科学大系 第18巻 ,中山書店,2007.

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小川 貴司(おがわ たかし)

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