顎関節症とストレス【顎関節症 平野区 加美北 南巽 北巽 整体】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、患者さんから頂きました質問「歯ぎしりとストレスは関係するの?」という質問を発端に、歯ぎしりについて深掘りしてきました。ブラキシズムは歯ぎしりのことです。今回扱うのは「顎関節症患者の心身医学的な治療の変遷」という論文です。

 

 

「ストレスと歯ぎしりは関係するの?」という質問に応えるために最近のブログは歯ぎしりに焦点を当ててきましたが、今回は顎関節症です。歯ぎしり顎関節症の原因のひとつとされ、また顎関節症もストレスや心理社会的背景との関連が指摘されています。

 

 

今回は顎関節症にまで範囲を広げて、歯科の症状とストレスについて考えたいと思います。

 

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目、加美北地区にあります。筋膜リリースや整体、はり治療を行なっております。また、原因が分らない痛みに対しては、身体の治療を行ないながら「認知行動療法的なかかわり」を通して、患者さんの症状を軽減させるように取り組んでいます。

 

 

最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口から徒歩1分のところです。最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ(笑)。小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。

 

 

執筆担当は小川です

http://www.korikori.com/staff/

 

 

内容

 

顎関節症とストレスの関係は1950年代から指摘されている。1960年代には包括的な病因論がまとめられた。

 

・このことから顎関節症は、ストレスなどの心理的な要因は、口を開け閉めする筋肉に過剰な収縮を引き起こさせて、筋筋膜症候群(痛みが筋肉部分に持続することで筋肉が正常筋肉とは異なった変化を起こすとされている状態)が生じて顎関節やその運動に悪影響を及ぼすこととされている。

 

顎関節症の診断については臨床研究から、患者は顎関節自体の問題に加えて心理的な問題が重なり合っていることが確認されるようになり、顎の問題と心理社会的な問題の2つの側面を評価するようになった。

 

・心理社会的側面に関しては、世界の精神医学的疾患の基準となっている米国精神医学界のDSMという評価基準が採用されて、その疾患は、気分障害、不安障害、身体表現性障害という精神疾患が中心になっている。

 

顎関節症に対する心身医学的治療の変遷については、日本では1970年代より顎関節症と心理社会的的要因についての検討がなされている。

 

・薬物療法としては抗不安薬や抗うつ薬が顎関節症に効果があったという報告がある。

 

・これらのことから1992年以降、日本においてもリエゾン診療(顎関節症を歯科だけではなく、精神科やその他の関連診療科と連携をとりながら診療を行う事)の有効性が報告されるようになった。

 

・歯科と精神科の臨床研究では、顎関節症が40代の女性に多かったという報告、精神科とのリエゾン歯科外来で精神疾患を患う患者のうち、84%が身体表現性障害であったという報告、その他、身体所見のみならず精神疾患が関与する顎関節症の報告がある。

 

・最近では、セロトニンと関係する遺伝子と顎関節症との関係性が示唆されている。このよに顎関節症と精神疾患の併発例は多く、歯科医だけでの対応には限界があるとされている。

 

・心身医学的な認識の高まりに従って、学会の分類も変わってきた。1986年当初は、顎関節症をⅠ~Ⅳ型にわけて、心理社会的的要因によってこれらの分類に属さないものを「その他」として扱っていた。しかし、その後、どの類型にも心理的要因が関係するという考え方からⅠ~Ⅳ型に分類した上でさらに、明らかな精神面・環境面での問題があるかないかをさらに検討されるようになった。

 

 

・さらに歯科心身医学における顎関節症は狭義の顎関節症と広義の顎関節症があり、広義の顎関節症は顎関節の問題それ自体よりも患者の心理社会的関与の割合が大きく、歯科医では対処できないことが多いので精神科などの他科との連携が必要となる。

 

 

 

 

顎関節症の治療には病歴の聴取が必要になるが、病歴には実際にあった事実と患者の物語が含まれることを心にとめてく必要がある。そして共感的な態度が行なわれれば精神療法が行なわれたことと等しい。

 

 

当院の解釈

 

 

肩こりや腰痛その他の慢性的な痛みは古くから心理社会的な背景との関連を指摘されてきました。慢性的な痛みの代表格である腰痛も全体の85%が身体的な原因がわからない腰痛であり、心理社会的な背景や個人の経験との関連が指摘されているのは有名な話ですね。

 

 

 

今回紹介させて頂いた論文からも、全く同じことが顎関節症にもみられますね。

 

 

 

顎関節症を含む慢性の痛みのような心理社会的な背景、個人の経験との関連が考えられる症状は、心ある医師や歯科医によって適切な治療を受けることができる患者さんが少ないと私は考えます。

 

 

理由は、やはり多くの医師や歯科医の先生が「身体を診ることに精通するし、それを仕事と考えている」からです。

 

 

また、身体だけを診ることは非常に楽なんですね。いわば、流れ作業のように自分の持っている身体に関する知識と患者さんの症状を照らし合わせて、自分の知識と合致する症状にお決まりの治療を行なえば治療は済むからです。作業的に簡単なんです。得に多くの患者さんを診る場合には。このことは、医療制度とも関係しており、身体を診る先生の診療スタイルを単純に否定的に捉えることはできません。

 

 

 

でも、治療者としての本来の問題は、医師や歯科医が自分の持っている知識を合致しない症状をもつ患者さんがやってきたときに、どのように対処するかなんですね。つまり心理社会的な問題が関与するような症状の患者さんがやってきたときにどう治療するかなんです。

 

 

多くの医師・歯科医は、合致しない症状に対しても「合致したかのように無理矢理身体の問題として決めつけてしまう」ことが多いのではないでしょうか?そうして治療を作業として単純化してしまうのです。

 

 

もし患者さんがその様な治療を受けてしまえば、症状は治りません。

 

 

また複雑なのは、患者さん自身も自分の症状の原因を「身体の問題」と考える傾向にあるのです。医師や歯科医も身体の問題しかみない。そして患者さんも心理社会的な問題を意識していない(または認めたくない)、となった場合に、この症状は治るきっかけを失ってしまい難治性となってしまいます。

 

 

このような難治例に対して小川鍼灸整骨院では、はり治療や筋膜リリース、整体治療をまずは行い、身体の問題を解消しながら、認知行動療法的なかかわりを通して心理社会的な問題に対しても患者さんと一緒に目を向けていきたいと考えます。

 

 

そのような施術を通して、これまで治らなかった症状が根本的に解決されると当院は考えています。

 

 

歯医者さんへ行ったけど異常が見つからない、症状が変化しない、痛みが治まらない顎関節症でお困りの方は小川鍼灸整骨院にご相談くださいね。顎関節症でお困りの方は身体のバランスに異常を感じる方も多いようです。その様な場合は整体も効果的です。

 

 

おわりに

 

 

大阪市の平野区加美北地区、生野区界隈で肩こりや腰痛、歯ぎしり顎関節症でお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。整体などの治療で顎から身体のバランスを整えましょう。当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。

 

 

参考文献

 

 

和気裕之:顎関節症患者の心身医学的な治療の変遷. 日本補綴歯科学会誌,4 巻 3 号 p. 256-266,2012.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/4/3/4_4.256/_pdf/-char/ja

アクセス

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