足関節捻挫の経験【足関節 捻挫 痛み】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今日は私小川が自分の足関節捻挫の経験を、症例報告させて頂きます。内容につきましては、全く加工しません(笑)。ありのままの私の感覚を主観としてお伝えすることで、Ⅰ度からⅡ度損傷の足関節捻挫がどんな風に治っていくのかを報告します。

 

執筆担当は小川です。

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事例

 

 

ご近所さんのお誘いで裏山にマウンテンバイクを乗りに行きました。ダウンヒルという乗り方で山を上から下まで下っていくんです。なんと当日はダウンヒルの前に坂道ランニングをしたために前脛骨筋という筋肉が全く利かなくなってしまい、足関節は下垂足という状態でした。一過性のものであることは分っていたので、そのままご近所さんのお誘いにのってダウンヒルに出かけたのです。ちょっと甘く見ていました。途中の急な坂道で前方宙返りをしてしまい、左足関節を思いっきり捻ってしまいました。自分的には、「やばい、これは折れてるかも!!!」と思いました。それほど痛かったのです。

 

 

問診と診立て

 

 

すぐに患部をさらけ出して、足関節が動くかどうかの確認、押さえて痛い場所の確認、歩けるかどうかの確認などを行ないました。結果、「痛みはあるけれども体重を掛けることができるのでこれは折れていない!」と実感しました。そのまま自転車に乗ってダウンヒルを続けました。初めてのダウンヒルでしたが、すごく気持ちがよかったです。

 

 

施術

 

 

当初、足関節が不安定になっても困るのでしっかりと固定しようかと思いました。しかし、めんどくさい。アイシングもあまりしませんでした。理由は、体重を乗せることができること、腫れはあるけれども歩けることなどです。患者さんに対してはしっかりと治療させてもらうのですが、自分の事となったら何もしないんですね。というか、状況が分っているからあまり不安にもなりません。だから経過観察といったところでしょうか。何もしなくてどうなっていくのかをしっかりと見極めるようにしました。

 

 

結果

 

 

このブログを書いている時点で、受傷後3ヵ月ほどが経過していますが、足関節の状態は完全に元通りではありません。例えば正座はできません。足関節を底屈(つま先立ちの形)にすると痛みがあります。これがまだまだできない状況です。その他のことは概ね良好ですが、このブログの作成中に目をつぶって片足立ちを左右行ってみましたが、左足で立つときの方が、ふらつきが大きいです。

 

 

考察

 

 

僕が治療院で治療を行なう患者さんもだいたいⅡ度損傷の方が多いですね。だから今回の僕の症状は他の方たちと同じような症状と考えられます。受傷直後は自転車に乗って坂道を下っていくなんて絶対に無理!と思いましたが意外と大丈夫でした。

 

この心理的状態の変化、つまり、もうダメだ!と思ってからもう大丈夫!と思えるまでの間が知識のある専門家と知識のない一般の人との違いなんだとつくづく感じました。

 

一般の人でも体に対する感覚が非常に敏感かつポジティブで、自分で良くなっていこうとする傾向の強い人もたくさんいます。

 

しかし、きっと患者さんとしてやってくる人たちはそうでない人たちなんですね。

 

「この足、本当に治るの?」
「あんなに痛かったんだから無理に体重をかけてはいけない!」
「骨にヒビが入っているかも?」
「骨折してるかも?」
「歩くと治りが悪くなるかも?」
「レントゲンをとって検査しなくっちゃ!」
「足首の捻挫をあなどると癖になるって?」

 

など、皆さん不安を持っておられます。

 

今回の経過観察の結果は最終的に可動域の低下と固有感覚受容器の感度の低下がみられました。つまり動く範囲が前の状態に戻っておらず、感覚も鈍っているということです。

 

この状態が完全に元に戻れば治療は必要ありませんね。

 

今回この症状が残ったのは、・RICE処置という初期治療を怠ったため、・固定を行なわなかったため、・足関節の感覚トレーニングを行なわなかったためであると自分では考えます。

 

(RICE処置に関して最近は必要かどうか分らないとされているようですが、私の経験からは、腫れと痛みの引きが早く、何より患部の圧迫が患部の浮腫を解消してくれますので、私は患者さんに対して積極的に行なっています。)

 

3ヵ月経っても元の状態ではないということは、経過としては長いです。私は47歳で特に激しいスポーツは現在行なっていませんので生活に支障はありませんが、若く活動性の高い患者さんには初期治療や固定、感覚トレーニングが重要になってきますね。今回は自分の捻挫の経験から上記のことがわかりました。

 

また、患者さんは不可解さや不安を抱えて来院されるということも再認識することができました。ここから考えられることは、やはり病状に対する説明は重要ということですね。

 

おわりに

 

 

自分のケガの経験は、患者さんの気持ちを理解する上でも非常に大切なことです。当院の元モットーは、治療に必要な理論もしっかりと押さえながら、患者さんが自分の病状についてどう考えているのか?つまり患者さんの主観に寄り添うことを重要視しています。大阪市の平野区、生野区界隈で足関節捻挫の痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

 

参考文献

 

 

1)原口和史、他):足関節外側側副靱帯損傷 (ギプス固定例の治療成績). 整形外科と災害外科,36 巻 1 号 p. 273-276,1987.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/36/1/36_1_273/_pdf/-char/ja

2)小林匠:足関節捻挫の病態と治療.日本アスレティックトレーニング学会誌, 3 巻 2 号 p. 117-126,2018.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/3/2/3_117/_pdf/-char/ja

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