論文紹介:変形性膝関節症と運動について【膝の痛み はり 筋膜リリース 認知行動療法 整骨院】

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。日本は超高齢化社会といわれ、世界でも最高レベルで寿命が長い国です。私たちはそんな国に住んでいるのですから、老化による膝の痛みでお困りの患者さんも多いですね。

 

そこで今回は、「変形性膝関節症と運動療法:その効果の生物学的機序」という論文を紹介いたします。

 

内容

 

変形性膝関節症に対する運動療法の効果は、「効果あり」という研究結果が積み上げられてきています。その効果について最近はさらに詳しく分かってきました。この論文は、最近分かってきたことをまとめてくれています。

 

まず、どの程度の運動がよいのか?ということについて、

 

「運動中痛みを惹起せず,運動後(翌日も含め)も痛みや熱感,腫れなどを引き起こすこ となく実行できる」程度の運動がよいということです。

 

これまでの研究よってどのタイプの運動でも痛みが軽減されることは明らかになってきているということなので、無理のない範囲で運動できる程度が良いということです。

 

痛み止めとか、ヒアルロン酸の注射の効果についても触れておられます。

 

「非ステロイド性消炎鎮痛剤と運動療法の比較や、 ヒアルロン酸関節注射と運動療法との比較によって,運動療法とそれらの薬物療法の間で効果に差がなかった」

 

ということが分かっているそうです。つまり、運動療法は鎮痛剤やヒアルロン酸関節注射と同等に効果があるということなのです。

 

そしてこれらのことから、これまで標準的にされてきた鎮痛剤やヒアルロン酸注射による治療法よりも副作用もなく、費用もからず、さらに筋肉も鍛えられる運動療法の方が優れていると説明されています。

 

また運動を行なうと、関節の炎症を抑える免疫の働きが高まるという研究結果もあるということです。

 

その他、運動は高齢になるほど効果が得られにくいので、できるだけ早い年齢から運動を始めることも大切と述べられています。

 

肝心の運動の方法も掲載されています。運動は片方ずつ行なうのですが、写真のように左あしを行なう場合には右膝を立てて、左あしを上げていきます。このときにつま先をしっかりと上に向けることがポイントです。立てている反対側の膝のたかさまで上げたら、そこからゆっくりと下ろしましょう。

 

 

当院の見解

 

当院では、変形性膝関節症の患者さんに対して、はり施術筋膜リリースを行ないます。そして、長期にわたって痛みが軽減しないという患者さんに対しては認知行動療法を応用した施術を行なうようにします。整骨院認知行動療法的なアプローチを用いる先生は少ないと思います。

 

はり施術は運動療法と併用することで運動療法単独で行なうよりも効果が上がるということが知られていますね。また、運動療法を行なうには、「大丈夫かな?」という患者さんの不安をぬぐい去る必要があります。ここは認知行動療法的なアプローチが効果的なのです。もちろん、運動療法は基本中の基本。当院ではリハビリデイサービスたすくを併設していますので、運動もしっかりと行なっていただけます。そして、痛みのある部位とその周囲の筋肉は筋肉と筋膜の間で様々な不具合を生じます。それらに対してはしっかりと筋膜リリースを行なうのが当院の施術です。筋膜リリースを行なう整骨院の先生は最近増えてきていますね。

 

 

 

おわりに

 

大阪市の平野区、生野区界隈で変形性膝関節症の痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。はり治療、筋膜リリース認知行動療法を用いたアプローチで患者さんの痛みに施術致します。

 

 

参考文献

 

1)黒澤尚:変形性膝関節症と運動療法その効果の生物学的機序.順天堂醫事雑誌
59 巻 (2013) 2 号,2013

アクセス

小川鍼灸整骨院

〒547-0001 大阪市平野区加美北1丁目1-11
【アクセス】大阪市営地下鉄千日前線 南巽駅から徒歩1分