論文紹介:むち打ち損傷の特徴と治療について【むち打ち 平野区 加美北  南巽 整形外科】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、「むちうち損傷の診断 と治療」という文献を紹介いたします。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、加美北地区ですが地下鉄の駅は南巽駅という、少々ややっこしいところにあります。地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります!

 

執筆担当は小川です。

http://www.korikori.com/staff/

 

内容

 

 

整形外科外来の5年間の間にむち打ち損傷で来院した107例の患者さんのことを詳しく分析しています。

以下、分析された結果を必要な範囲でざっくりまとめますと、

 

 

年齢
10代~70代までで、交通事故によるむち打ち損傷で対象整形外科病院を受療したのは20代~50代が主であり、特に20代に多かった。

 

受傷機転
追突例43例(40%),
正面衝突19例(18%)
側面衝突12例(11%)
転倒10例(9%)
バイク転倒8例(8%)
その他15例(14%)

自覚症状
頚部痛     72例(67%)
上肢のしびれ  30例(28%)
頭痛      26例(24%)
肩痛      25例(23%)
上肢の異常感覚 20例(19%)
上肢痛     18例(17%)
嘔気      9例(8%)
下肢異常感覚  9例(8%)
腰痛      8例(8%)
下肢しびれ   8例(8%)

 

その他の特徴として、

 

衝突例では大きな力が加わり強く伸ばされた側で痛みが出てきている。

 

受傷日または翌日に受診して、自覚症状がなくとも首回りに圧痛を認める場合は、その後に首の自覚症状が出現することがある。圧痛のない場合はその後に症状が出ないことが多い。

 

もともと頚椎の変性のある患者は運動痛が出現することが多いが、全方向に運動制限が出る場合には、頚椎の変性よりも周辺の強い圧痛や筋肉の緊張を認める。

 

頚部局所の捻挫例のみの例が55例(51%)と最も多く、

 

交通事故による外傷性胸郭出口症候群と診断されたのが25例(23%)、

 

頚椎ヘルニア、または変形性頚椎症による神経症状と診断されたのが18例(17%)

 

頚椎由来の症状と胸郭出口症候群の症状が混在している合併例が9例(8%)

 

と報告されていました。

 

 

治療

捻挫の事例では頚椎カラーを3日~1週間、または自宅での安静(1~4日)で症状が消失しているとのことです。

 

神経症状のある場合は、3週間の安静の後に、頚椎カラーを用いています。

 

慢性期にはブロック注射などの薬物療法が行なわれていました。

 

頚椎カラーの使用が長くなった場合には筋力の低下が考えられるために、筋力トレーニングが行なわれ、また全身運動としては水泳なども行なうように勧めています。

 

交通事故後半年以上経過した例のなかで、脊髄に異常がみられる症状のある場合には、手術が行なわれています。

 

痛みの強い場合には、筆者らが考案した枕を使用してもらうとのことです。

 

全体としては頚椎由来の症状は軽減しやすいが、頭痛やめまいなどのバレー症状と上肢症状は、長期化することがあり、早期より治療を行なえば軽減することが多く、受診までの時間が長ければ、治りにくいということです。

 

 

当院の見解

 

 

上記の文献に関する小川鍼灸整骨院の見解です。やはり、整形外科領域の報告であることから重症度の高い患者さんが多いように思われます。私たち、鍼灸・整骨院へ来院される患者さんの多くは、頚椎捻挫型であり、頭痛や吐き気などの自律神経症状や上肢の症状を訴える患者さんは比較的少ないです。

 

頚椎カラーについては重症度の高い患者さんの場合は、実際に頚椎の固定が必要になりますが、当院で使用することはほとんどありません。やはり、病院を受診する患者さんの方が、重症度が高いのかもしれませんね。過去にケベック報告をいうカナダで行なわれた交通事故患者を対象とした研究があったのですが、そこでは頚椎カラーを用いる患者の方が治るまでの期間が長かったというものがあります。比較的軽症の場合は付けない方がよいでしょう。

 

 

治療の期間については、当院では概ね3ヵ月程度で治療を終える患者さんが多いです。しかし、もちろんですが長期化している患者さんの治療は難しく感じることが多いです。そのような患者さんの症状はこの論文で取り上げられている通り頭痛やめまい、上肢のしびれや痛みを訴える場合が多いですね。

 

またそのような患者さんは痛みによるストレス(社会復帰に対する不安や補償に対する不満、生活上の様々な問題)を抱えている場合もありますのでいろいろお話しをお伺いしながら治療を行なっていきます。このような治療を私たちは認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。

 

 

おわりに

 

 

交通事故によるむち打ち損傷ではまず、整形外科や脳神経外科の受診が必要です。しかし、先生の方針によって治療の方法は様々です。多くの場合は自然経過が良好とされるために、経過観察を基本としながら辛いときに薬物療法を行なうという治療方法が行なわれます。しかし、このような治療で満足できない人も多いようです。当院ではこのような患者さんに対して、筋膜リリースやはり治療、認知行動力法的なかかわりを通して、患者さんの交通事故によるむち打ち症状を根本的に解決することを目指しております。大阪市の平野区の加美北地区、生野区界隈で交通事故によるむち打ちの痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

参考文献

 

 

小山正信他:むちうち損傷の診断と治療,整形外科と災害外科,43 巻 2 号,1994.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/43/2/43_2_503/_pdf/-char/ja

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