認知症におけるアロマセラピーの効果[南巽 メディカルアロマ 精油 認知症]

アルツハイマー、アロマテラピー、精油の薬理効果


 

 

 

はじめに

 

認知症は今や世界の病気の1つであり、同時に世界で取り組む難病の1つでもあります。

 

高齢となるにしたがって発症リスクが高まると言われている認知症ですが、未だに認知症を根治できる薬物療法が存在しないのが現状です。

 

 

効果的な対処法が求められる中、その効果と手軽さから、代替医療の1つであるアロマテラピーが注目を集めています。

 

アロマテラピー、すなわち芳香療法は精油の持つ香りを利用し、その香り刺激が脳に作用(海馬における神経細胞の発生を促進)し、

 

認知機能を改善する可能性が報告されています。

 

 

 

 

認知症とは 

 

認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。

 

認知症の原因はいくつかありますが、主なものとして、

 

アルツハイマー型認知症脳血管型認知症、レビー小体型認知症が挙げられます。

 

 

認知症の半数以上がアルツハイマー型認知症であり、記憶をつかさどる海馬周辺にアミロイドの沈着と脳の萎縮が起こり、

 

これにより、脳の神経細胞が死滅していくことで、記憶障害、やがて広範な障害へ徐々に進行していきます。

 

 

 

 

 

治療法

 

認知症への心理・社会的な治療アプローチ(認知、刺激、行動、感情)として、効果的なものは、

 

回想法:『比較的保たれている長期記憶を生かして、過去の経験や思いを呼び起こし、語り合う』

 

というものがあります。

 

 

この回想法に香りを使うことで、より効果を高めることが出来ると考えられています。

 

それは、記憶と香りは深く結びついていることに由来します。

 

なぜなら、記憶を司る海馬と香りを感じる嗅覚野が結びついているからです。

 

つまり、香りをかぐことで過去の記憶が想起され、感情や思い出がよみがえり脳への刺激となることで、

 

回想法の効果を高めることが出来ると考えられるためです。

 

 

 

 

アロマと認知症

 

認知症に対して特に効果的な香りには、

 

ローズマリー・カンファー(Rosmarinus officinalis)、レモン(Citrus limon

 

ラベンダー(Lavandula angustifolia)、スィートオレンジ(Citrus sinensis

 

があります。

 

これらの精油を使用した論文の紹介です。

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アルツハイマー病(AD) 10例を含む高齢者28例を対象として、コントロール期間の後アロマセラピーを実施し、

それぞれ前後で検査を行ないその有用性を検証した。

 

アロマセラピーは午前中にローズマリー・カンファーとレモン、夕方にラベンダーとスィートオレンジの芳香浴を行った。

 

結果として、全員にGBS スケール(老年期痴呆行動評価尺度)の自己に関する見当識の有意な改善が見られた。

 

また、AD 患者、軽度~中等度AD患者においてより著明であり、知的機能の総点でも有意に改善した。

 

木村有希, 綱分信二, 谷口美也子, 浦上克哉: アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性.

Dementia Japan,2005(19), p77-p85  http://dementia.umin.jp/19-1-77-85.pdf

 

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もうひとつ、「香り」の面白い使い方をした実験を紹介します。

 

フロリダ大学の研究者が行った、

 

「ピーナッツバター香りを用いたアルツハイマー病診断」

 

という実験で、

 

ピーナッツバターと定規、これらを用いることで、

 

初期段階のアルツハイマー型認知症患者を見つけることが出来る

 

かもしれない!!という内容です。

 

 

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実験背景:

 

嗅覚力の低下は、認知症における認知機能低下の最初に影響を受けることが1つであることが多いようです。

 

そこで、嗅覚を指標として用いることで早期にアルツハイマー型認知症を見つけだすことが

 

出来るのではないかと考え、実験を行っています。

 

 

実験方法:

 

道具:大さじ1のピーナッツバターと定規

 

①患者の眼と口を閉じ、片方の鼻孔を塞ぐ。

 

②ピーナッツバターの容器を開けて、開いている鼻孔のそばに定規を持っていく。

 

③匂いを検知できるまで、患者の呼気中一度に1cmごとに定規ピーナッツバターを上に移動させる。

 

間隔を記録し、90秒後に他方の鼻孔でも繰り返した。

 

 

結果:

 

初期段階のアルツハイマー病患者が左右の鼻孔で匂い検知において劇的な違い、

 

「アルツハイマー患者の左の鼻孔は損なわれており、右鼻孔に比べて鼻に平均10cm近づくまで匂いを検出できなかった」

 

という結果に至ったようです。

https://www.sciencedaily.com/releases/2013/10/131010092427.htm

‘Peanut butter’ test can help diagnose Alzheimer’s disease, researchers find

(アルツハイマー病診断のピーナッツバター匂い検査)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:University of Florida researcher Jennifer Stamps demonstrates the peanut butter test.

 

 

 

初期段階でアルツハイマー型認知症を見つけることが出来ることは、非常に大きな意味を持ちます。

 

 

なぜなら、

 

アルツハイマー型認知症に対する治療薬は、早期から投与する事で症状の進行を緩やかにするという報告もある

 

ので、早期発見が重要になってきます。

 

まだまだ精査する必要がある実験のようですが、手軽に低予算で検査することが出来るため、この手法の確立が期待されますね!!

 

 

 

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