33.臨時のブログ② 南巽リハビリデイサービスたすくでの学び

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました

 

 

今回は利用者さまGさんから学びました!

 

%e3%81%9f%e3%81%99%e3%81%8f%e2%91%a0

 

この学びから「現場で人文社会科学がいかに

必要なのか」を表現することが今回の私の

課題です(笑)。

 

 

脳梗塞で軽い麻痺が残っておられるGさんは

たすくに通所されて2か月ほどになります。

不活動の結果、階段の上り下りも満足にでき

なくなってしまったことが通所のきっかけです。

 

 

通所当初、なんとか運動をこなしておられた

Gさんは、デイの環境に慣れてきた頃から個別

に行う機能訓練を避けるようになりました。

 

 

理由は様々です。

 

 

「この前の運動の後の痛みがまだ残っている

から」

 

「雨の日は体調がわるい」

 

「雨の次の日は体調が悪い」

 

「昨夜、こむら返りになったから」・・・・

 

 

Gさんは他の利用者さんの機能訓練を横目で気に

していて、機能訓練に全く興味がないわけでは

なさそうなので、もう少し長い目で見ようと

私は考えました。

 

 

 

そんなあるとき、Gさんが私の前に意味ありげ

に歩み寄ってきて私に話しかけました。

 

 

 

「院長(私はこう呼ばれています)、オレな、

最近歩いてたら足が急にふわーっとなって

それから力が抜けてしまうねん、これ治すのに

どうしたらええねん」

 

 

 

Gさんは力が抜ける状態を筋肉や神経に起きる

異常として捉えて私に相談してきた様子でした。

 

 

 

その発言を受けて私は、

 

「だから運動しようって誘ってるのに!」

 

と心の中で反応してしてしまったことを覚えて

います。ただ、もちろんその態度を表出する

わけにもいきません。

 

 

 

次のような会話が続きました。

 

 

 

私:「なるほどGさん、理論的に考えられること

は太ももの筋力不足で膝を支える筋肉がやせて

きて膝が折れてしまう現象が起きているのでは

ないでしょうか?」

 

 

 

Gさん:

「いや、それはちがう!ふわーとなるんや、

これは何が原因や?」

 

私:

「だからGさん、医学的に考えていかないと

ですね、」

 

Gさん:

「医学的はもうええねん、医者に検査はして

もらったけど異常はないって言われてるから!」

 

私:

「いや、そうじゃなくって、理論的に考え

ないと・・・」

 

私はGさんから「ふわー」と主観的に感じるその

状況の理由をGさんが納得できるように説明して

くれと迫られているのです。

 

 

「ふわー」となることをGさんが納得するよう

に説明する、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

Gさんは自営業者でした。お話をお伺いする限り

事業では成功をおさめたご様子。ご自身の人生に

もしっかりとした持論をお持ちのようです。

 

 

 

そのGさんが体に異変を感じて、自分より多く

の情報をもっているとみられる相手(私)に

意見を聞きたいと言っている。

 

 

 

しかし、聞きたい内容は「ふわー」となること。

これはGさんの主観的な感覚です。

 

 

 

私はこのGさんの主観がどのような身体の異常

からやってきているのかを専門的に分析しよう

とGさんの言葉を手がかりにして理論的に置き

換え、Gさんに確認しようとしたのです。

 

 

 

しかしGさんはそのことを許さない。

 

 

 

その異常はGさんにとってどこまでも「ふわー」

とした感覚であり、それ以外の何物でもないの

です。

 

 

ご自身の人生にしっかりとした持論をお持ちの

Gさんは、自分の感覚を他の誰かに別の言葉に

置き換えられることを許しません。そこは

揺らぎません。

 

 

 

「ふわー」としたこの感覚は私のものではなく、

Gさんのもです。

 

 

 

「これはちょっと厄介やな・・」

 

と思いながらもGさんにチャレンジすることに

しました。

 

 

 

とにかくお話をつづけました。すると面白いこと

が聞けたのです。

 

 

 

「おれな、病院いって医者とケンカすることが

あるねん、あいつら検査ばっかりで何も

知らんねん」

 

 

「だからオレ言うたんねん、あんたらは何も

わかってないって。オレが痛い、オレが悪い

ゆうたらオレの方がよう知ってるやんけ、

あんあたらなにもかってない、三分の一も

わかってへんやんけって」

 

 

なるほど。確かに!

 

 

 

私はGさんのこの主観的な感覚を、Gさんが納得

するようにどう説明できるのか・・・

 

 

 

いや、結果としてうまく説明することが

できたのです!

 

 

 

(つづく)

臨時のブログですが、いつも通り長くなりそう

なので2つに割ることにしました。ブログの

書き方を説明したブログでは一話完結!言い

たいことは1つだけ!とありましたが、そんな

の無理!って感じです。

 

 

 

腰痛の医学的な理由は次の次にしますね。

南巽リハビリデイサービス たすく

小川鍼灸整骨院

 

アクセス

小川鍼灸整骨院

〒547-0001 大阪市平野区加美北1丁目1-11
【アクセス】大阪市営地下鉄千日前線 南巽駅から徒歩1分