肩関節の痛み(五十肩 腱板損傷 はり 筋膜リリース 認知行動療法)

はじめに

今日のブログでは肩関節の痛みについて取り上げてみたいと思います。肩関節は体重を支える関節ではありません。どちらかというと、腕をぶら下げることによって重力に引っ張れる関節です。その特徴から体重がかかる関節とは異なる痛みの出方があります。肩関節は、転倒した際に手をついて肩関節に力が加わって痛みがでることもあります(外傷)し、何もしていないのに肩関節の痛みが出てくる事もあります。今回は何もしていないのに中年以降に痛みが出てくる肩関節周囲炎、いわゆる五十肩のお話しです。

 

疾患

肩関節は上腕骨と肩甲骨が作る関節です。股関節とは異なる肩関節の特徴は、関節の受け皿が浅いこと。

 

 

受け皿が浅い理由は、肩関節が体重を支えず道具として上肢の動きを大きくしなければいけないからです。股関節のように深く頑丈な受け皿だと、動きが制限されてしまうのです。だから、股関節と比べると肩関節は外れやすいということになります。そこを補うために肩関節では、肩甲骨から上腕骨にかけて、筋肉が張り巡らされています。この筋肉たちは、上腕骨を肩甲骨に密着させる働きがあります。また、肩甲骨の受け皿の上で上腕骨の頭を回旋させるように動かすことから、「回旋腱板」と呼ばれます。なぜ「腱板」と呼ばれるのでしょうね?そこはわかりません。

英語では「rotater cuff ; ローテイター・カフ」と呼ばれます。カフは袖(そで)のことであり、ちょうどシャツの袖のように体から腕の付け根に伸びている筋肉だからでしょうね。ここは想像ができます。さて、この腱板の役目は肩甲骨と上腕骨をつなぎ止める働きがあるのですが、つまりは腕をぶら下げるということなんですね。さらにこの筋肉の一部は細いスペースの中をしますので、出入りしますので、その部分ですり切れてしまうのです。

 

腱板という組織は歳を重ねるごとに劣化していきます。

すり切れていくのですね。そのすり切れが炎症を起こして、一定の痛み期間を経て楽になっていくのがいわゆる腱板炎です。そして、その炎症が広がり、肩関節を包む袋に広がった状態が肩関節周囲炎(五十肩)ですね。

 

症状

症状は肩関節を動かした時の痛みです。腕を前から上げていってだいたい120°ほどの高さで痛みを感じてその角度を過ぎるとまた痛みがなくなったりします。ひどくなってくると関節がかたまり、動かなくなってしまいます。更には、動かすと痛み出ます。更に重症化すると、夜間痛が強くなってくるのも特徴です。また、痛みは肩関節だけでなく、上腕や前腕のほうにも出てくることがあります。

 

 

治療

一般的には肩関節の痛みに炎症止めの注射を行なったりします。膝だけではなく肩関節にもヒアルロン酸関節注射を行なうと効果があるという報告もあるようですが、運動療法やはり治療よりも効果があるということでもなさそうです。また、運動療法やマッサージなどの徒手療法を行なう際にはそれを行なう時期が重要です。痛みが強い時期に無理をすると関節の中で癒着が強くなると言われています。

 

 

当院での治療

当院は肩関節の痛みを訴える患者様に対して、はり治療や筋膜リリース、整体・運動療法を行います。上述したとおり、治療を行なうには、痛みのない範囲で行なう必要があります。適切な時期を見計らって最適な治療を当院では行ないます。それに加えて当院では、患者さんが肩関節の痛みの原因をしっかりと理解して、安心して頂く事を重要だと考えています。患者さんが自分の痛みの原因を正しく理解出来て、「大丈夫」と思える感覚は、痛みを劇的に小さくさせることがあります。当院では、認知行動療法という心理療法を応用した治療も行なっております。

 

おわりに

小川鍼灸整骨院では肩関節の痛み腱板炎五十肩など)に対して、筋膜リリースはり治療、時には認知行動療法を用いて治療を行っております。大阪市、平野区、生野区、東大阪近辺にお住まいで肩関節の痛みでお悩みの方はどうぞ当院にご相談ください。また、どこに行っても良くならない痛みでお困りの方はどうぞご相談下さい!

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

参考文献

村木 孝行 :講座シリーズ「エビデンスに基づく理学療法 ─理学療法診療ガイドラインを読み解く─」肩関節周囲炎 理学療法診療ガイドライン .理学療法学 , 43 巻 1 号 67-72 ,2016

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/43/1/43_43-1kikaku_Muraki_Takayuki/_pdf/-char/ja

 

アクセス

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