21.病気が意味付けによって創られる②

2015年7月のブログです。ホームページ移設

のためにここに移動しました。

 

 

鍼灸師の日常でよく遭遇する「病気を意味

付ける」患者さんとは・・・。

 

 

次のような患者さんです。

 

 

ある老人患者さんです。膝が痛くって整形外科

で診てもらったところ、

「関節の軟骨がちびってますね、これは治りま

せんよ、」と説明されました。

 

 

きっとこの後に整形外科医は関節軟骨の老化

(変性)について説明していると思われます

が、患者さんにはその後の言葉が耳に入ら

ないのでしょう。

 

 

結果、この患者さんは

「自分の膝はもう治らない」という意味付け

に至り、症状はどんどん重くとらえられてし

まいました。

 

 

そして「先生、なんとかなりませんか?」と

悲壮な表情で私のもとに治療を求めて来られ

ました。

 

 

この患者さんの膝の痛みには、ひとつ前の

ブログに書いたの三尖弁狭窄症の患者さんと

同じくネガティブな意味付けによる「悪く

なっていく構造」があると思われます。

 

 

私たちの日常ではよくいらっしゃるパターン

です。

 

 

つまり個人的な意味付けによって「痛み」や

「病気」をつくりあげていくことがあるのです。

 

 

しかし、ここで注意してください!私が言い

たいのは、

 

「患者さんは勘違いしやすく、勝手に病気を

作ってしまうので要注意!」

 

ということであありません。  そうではなく、

「人間は自分の興味のあることを中心に解釈

していくという癖があることに慎重であるべき」

 

 

ということです。このことは、患者さんもそう

ですし、我々治療者もそうなんです。

 

 

患者さんにおいては、「自分は悪くなる」と

思い込んでしまえばどんどん悪くなっていく

ということです。

 

 

なんだ、それって「病は気から」ってことで

しょ、知ってるよそんなこと!

 

 

と思われる人もいると思います。

 

 

しかし、この問題はもっとリアルに、もっと

身近に私たちのまわりに存在しています。

私たちは、当たり前すぎてこのことに気付いて

いない可能性が高いです。

 

 

治療者においては、自分の興味を中心において

患者さんを診てしまうと、自分に知らないこと

はまだまだたくさんあるはずなのに自分の

知っている情報だけから患者さんを診てしま

うことになります。

 

 

実際に自分が解らないことは「異常ありま

せんね」と言ってしまう治療者は多いのでは

ないでしょうか?患者さんは苦しんでいるに

もかかわらずです。

 

 

この人間の思考の癖のようなものが、治療者に

おいても患者においても「原因がわからない

痛み」を創り上げているのではないでしょう

か?

 

 

また私たち患者と治療者つまり現代人は、

病気を、

 

「単に肉体がうまく機能しなくなった状態で

ある」と、当たり前にとらえているのではな

いでしょうか?

 

それも全く無意識に。

 

 

そうであるとすれば、病気に伴う心の動きに

目を向けることがなく、原因が分からない

痛みや病気を創り上げていくことになるの

ではないでしょうか?

 

 

大幅に脱線してしまいました。

次は社会や文化が病気を創り上げる例を考え

てみたいと思います。

 

 

明日までか・・・・できるかな・・・・・。

 

ちょっと不安です。

(つづく)

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