治療に瞑想を応用する【平野区 瞑想 腰痛 南巽 整体 筋膜リリース】

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、「外来患者に対する禅的瞑想プログラムの効果に関る実験的検討」という論文から腰痛や肩こりに対する向き合い方について、当院の見解をお話しします。

 

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目にある加美北地区にあります鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース整体と同時に認知行動療法の理論を応用して治療に用いています。

 

 

最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口から徒歩1分のところです。最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ。だから間違えないでくださいね。小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。

 

執筆担当は小川です

http://www.korikori.com/staff/

 

内容

 

 

目的

これまで瞑想法が以下の表の疾患に対して効果的であることが報告されてきている(2008年現在)。

 

 

 

近年はマインドフルネストレーニングという、認知的態度を中心とした瞑想法の実践が広く行なわれるようになった。

 

 

筆者らは海外で開発された、非常に長期にわたるプログラムよりも、より簡便に治療に用いることができる日本人向けの方法の開発を実験的に行なっている。

 

研究対象

 

某メンタルクリニックに通院している患者8名。協力者の疾患名、現病歴の期間はスライドの通りであった。

 

 

方法

参加者は禅瞑想を行なうためのガイダンスCD、瞑想ガイドブック、質問紙表、アンケート調査用紙などを手渡され、瞑想の訓練を1日1回20分以上、4週間行うように指導された。その間、2週目と4週目に面接があり、瞑想に関する質疑応答が行なわれた。

 

また参加者は瞑想の前と後に「状態指標」に記入することと、瞑想訓練が始まる1ヵ月前、瞑想訓練が始まる直前、瞑想訓練期間中の2週間目、4週間の瞑想が終わった時点、終わって1ヵ月目、終わって2ヵ月目、終わって3ヵ月目の合計7回のタイミングで「特性指標」を質問紙に記入した。

 

「特性指標」は研究対象者の出来事に対する認知の仕方や感情の動き、ポジティブ思考の傾向、極端な思考の傾向や自分のことを俯瞰して認識できるかどか、また、うつ傾向や病気のなりやすさなどの心理的な検査からなるものであり、瞑想前、瞑想中、瞑想終了時、瞑想終了1ヵ月後、終了2ヵ月後、3ヵ月後と瞑想の効果を心理的に検討するためのものである。

 

瞑想の前後に記入する「状態指標」は、瞑想の前と後における気分の変化を把握するもので、その時の抑うつ気分、ポジティブ気分、不安気分の3つの因子からなるから不安抑うつ気分尺度を用いて評価された。

 

 

結果

 

 

「状態指標」において参加者は、統計的に瞑想前と瞑想後の気分に変化はなかった。

「特性指標」において参加者は、破局的思考と心配が改善していた。

心身の健康状態と質問の結果の関係については、心身の健康状態と質問の結果の関係は見いだせなかった。

 

瞑想への取り組み方の違いによる効果の差については、十分に出来なかったと答えた3例と十分にできたと答えた5例の間で直後効果の差はなかった。

 

考察

 

今回は瞑想の直後の効果がみられなかったが、このことは、瞑想法がリラクゼーションを目的とするよりも、練習を重ねて特性指標の変化をもたらすものと考えられていることと解釈できる。

 

直後の効果は質問紙の集計からは確認出来なかったものの、瞑想前と瞑想後の実際の平均値に明らかな違いがあることから多少の直後効果は認められるといってよい。

 

特性指標は破局的思考と心配が低くなったが、瞑想を十分に出来たと答えた人の方がその傾向が強かったが、心身の健康度は瞑想期間が過ぎても高くなることはなかった。

 

結果として今回のプログラムでは瞑想が身体症状を改善させることはなかったが、身体症状と関連する心理的状態を改善させる傾向にあったために、訓練期間や方法を改善することで成績が上がる可能性はある。

 

禅の特徴は「受け入れること」であるが、今回の瞑想の効果については、不安や破局的思考受け入れることでこれらを軽減できたと考えられる。

訓練が十分にできなかった3名は1例が腰痛患者、1例が適応障害、1例が全般性不安障害であり、腰痛患者はテキスト読むこともできず、その後瞑想も継続していなかった。他2名は睡眠薬の服用のためにすぐに眠たくなるとのことであった。

 

瞑想を治療に取り入れる際には、患者の能力や状況に合わせて個別の対応が重要となることがわかった。

 

 

当院の見解

 

 

今回は著者の先生も言われるとおり、8例と症例数が少ないので統計的に有意な差が出にくいのだと思われます。

 

しかしながら、自分の現状と向き合うことは非常に重要なことですね。

 

治療をしていて感じるのですが、治りやすい患者さんと治りにくい患者さんの違いとしてひとつ言えることは、治りやすい患者さんのほうが自分の治療にしっかりと参加されているということです。

 

言い換えると、治りにくい患者さんは、自分の身体を修理工場にあずけるように治療者に丸投げしてしまい、治療には関心を持たないという感じでしょうか。

 

確かに、治療者に丸投げできず自分のなかで不安が大きくなりすぎて治療が上手く運びにくい人もいるのですが、

 

治りやすい患者さんは治療への適度な参加が出来ています。

 

この、「適度な」というところがミソなのですね。

 

自分の身体に意識を集中させすぎることもなく、かといって全く無関心でもない。

 

この身体への適度な集中は瞑想によって達成できると考えます。

 

 

当院の患者さんにもよく説明するのですが、瞑想といっても何か宗教的なことを行なうわけではありません。

 

この方法を開発したジョン・カパットジンは、心身の不調を改善させるための研究のなかでマインドフルネスストレス低減法にたどり着いたのですが、この方法の中には特有の宗教は全く持ち出されていません。

 

仏教の禅にヒントを得て、禅瞑想の科学的な側面を医療に応用したのがマインドフルネスストレス低減法なのです。

 

 

多くの患者さんが苦しむ腰痛についてその15%は原因がはっきりする「特異性腰痛」で85%は原因がはっきりしない「非特異性腰痛」ということが最近は明確になっています。

 

原因がはっきりしない「非特異性腰痛」の中には、過去のぎっくり腰の経験があまりにも辛かったために、腰痛に対して過敏に反応してしまうタイプの患者さんは多いですね。

 

このようなタイプの患者さんは破局的思考とか、恐怖回避思考を持っている傾向があるといわれていて、この部分を改善しなければいくら手術をしても、鍼灸・筋膜リリース整体をして身体のバランスを整えてもまた腰痛に苦しむことになります。

 

そうならないためには、痛みと共に、自分の腰痛が実はどのようなものなのかをじっくり眺める、または向き合う必要があるのですね。

 

腰痛や肩こり、その他慢性の痛みに瞑想が効果的であるのはこのためです。

 

自分の腰痛に向き合うことで効果が得られた患者さんの事例は過去にもブログでアップしていますので参考にしてください!

20年間悩み続けた腰痛が治った事例

 

http://www.korikori.com/blog/gikkugigosi-kinnmakuriri-su-ninntikoudouryouhou-20nennrainoyoutuu/

 

 

おわりに

 

 

大阪市の平野区、生野区界隈で身体の痛みや歪みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース整体などでみなさまの痛みを治療します。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。

 

 

参考文献

 

 

勝倉りえこ他):外来患者に対する禅的瞑想プログラムの効果に関る実験的検討.心身医学,VoL 48 No . 2.139 -147. 2008 .

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/48/2/48_KJ00004840636/_pdf/-char/ja

 

アクセス

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