有痛性外脛骨【内くるぶし前方足底部の痛み スポーツ損傷】

はじめに

小川鍼灸整骨院のブログです。

有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)は、舟状骨の内側(足の内くるぶし前方足底部)に痛みを伴う骨性隆起が見られる疾患です。

スポーツ活動が盛んな10-15歳の思春期に多く発症が見られます。

発症は女性に多く、男女比は1:4との報告があります。

 

疾患

外脛骨は自体は正常の変異で4-15%の人にみられ、80-90%は両側性で痛みを伴う症例はごく少数です。

舟状骨には後脛骨筋腱と呼ばれる筋肉の腱が付着しています。

急激な負荷や繰り返しの外力が外脛骨部にけん引力として加わり、過剰に刺激を受けて舟状骨内側に痛みが生じます。

 

症状

症状は歩行時の足内側の痛みで、舟状骨内側の隆起と圧痛、熱感、発赤で半数以上の症例に捻挫や過負荷などの誘因がみられます。

しかしながら、慢性的な使いすぎ状態では、その発症時期や誘因が見られない事もあります。

 

自然経過と治療

安静にすれば症状は軽減し、17歳前後で骨成長が止まる為、自然に治癒する例が多く見られます。

そのため、基本的に保存療法(手術以外の方法の事)が選択されますが、持続する痛みがある場合は消炎鎮痛剤の服用や湿布剤の貼付、ステロイド剤の局所注射を行います。

しかし、思春期の間はスポーツを再開すると症状が再発し、治療を繰り返すことが多い疾患でもあります。

慢性的な痛みに対しては、足の縦アーチを支えるアーチサポートを用います。

 

再発を繰り返す場合、スポーツへの早期復帰を強く望まれる場合は手術的治療を行う事もあります。

 

院での施術

当院では有痛性外脛骨に対して足底板やテーピング、オイルマッサージなどを行います。

 

患者さんの足のアーチに合わせ、足底板やテーピングを行い、患部への負担を軽減させ、痛みを和らげます。

炎症が強く出ている時は、消炎効果のある精油を用いたオイルマッサージも取り入れています。

 

有痛性外脛骨は、これら保存療法により3~4週間で回復する場合が多くみられます。

また、当院では予防としてのストレッチも指導しています。

おわりに

有痛性外頸骨は、病態を把握し、それに見合った対処をすれば基本的に改善がみられる疾患です。

歩行時、運動時に足の内くるぶしの痛みが気になる方はお近くの専門家へご相談ください。

 

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

大阪市 平野区 加美北 1-1-11

06-6755-6751

 

参考文献

1)高倉 義典:下腿と足疾患保存療法.金原出版株式会社,1997 .

アクセス

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