嗅覚が他の感覚知覚に及ぼす影響 【香り 南巽 整骨院】

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、「嗅覚が他の感覚知覚に及ぼす影響」と言う論文を紹介します。

 

この論文は、香りの情報が同時に存在する他の感覚(視覚・皮膚感覚など)の判断に与える影響について書いてあります。

 

 

執筆担当は川畑です。

http://www.korikori.com/staff/

 

論文の内容

私たちは日常で嗅覚をはじめ様々な感覚情報を受け取っている。

 

そして、その感覚から得られる情報は単一で働くことなく、複合的に活用している。

 

例えばももを例にあげると、色や大きさとして視覚・甘い香りとして嗅覚・重さや肌触りを皮膚感覚を使って得ている。

 

また、日常生活においてみても、香りがついた商品は数多くみられる。

 

そういった香りの情報が他の感覚に及ぼす影響について検討し、関係性を明らかにすること。

 

これが筆者の研究目標であり、そうすることによって、生活の質をより上げることを目的として実験を行った。

 

研究方法

 

まず、先行研究としての結果を下に示す。

内容として、色が他の感覚の判断に与える影響について、重量感や温冷感を対象に行った。

結果は同質量・同形状の物に対する重量感は白よりも黒の方が大きい。

 

また、着色水による温冷感は関係が見られた。

 

重量感に及ぼす香りの影響

 

方法:ビンのふたに綿を付けた実験用ビンを2本用意し、片方には香りを付けた。

香りあり、なしのビンを嗅いで、その重量比較(感覚)を行った。

指標:2から-2の範囲、5段階評価で香りつきのビン重量に対し、重い~軽いまでの感覚を評価した。

 

結果:

レモンの香りについて:香り無しと比較してビンが軽い(80%以上)

オークモスの香りについて: 香り無しと比較してビンが重い

 

香りの違いによるビンの重さの評価を下に示す。

また、クリームを用いた香りの質(表現)が与える影響を調べると、

温感を与える香りはバニリン(バニラの香り)であり、冷感を与える香りはペパーミントの香りであった。

また、香りのイメージは、温感を与える香りは「まろやか」、「甘い」が挙げられ、一方冷感を与える香りは「すっとする」があることが分かりました。

また、先行研究にあるように、温感を与える香りについては赤系をイメージし、冷感を与える香りについては青系をイメージしている事が分かりました。

また、クリームを腕に塗った際のクリームの伸びやなじみ感にも影響を与えることが判明した。

 

まとめ

香りの濃度が重量感に及ぼす影響について、ビンを重く感じさせた香り、軽く感じさせた香り10倍希釈することでその重量差を感じる影響は減少することが判明した。


香りの違いによりモノの重さや温冷の判断、或いは日常使用されている化粧クリームの使用感や肌実感にも違いがみられることが、実験により明らかになった。

香りの質的な特徴が、こうした香りの働きを生み出すことに影響していると考えらる。

 

当院の見解

当院も香りを取り入れ、香りの機能を使った治療を行っております。

 

例えば、ラベンダーアングスティフォリアとローズマリー・カンファーをブレンドさせたアロマオイルを用いて膝や腰の痛みに対処した治療を行っております。

 

おわりに

 

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

参考文献

庄司 健嗅覚が他の感覚知覚に及ぼす影響におい・かおり環境学会誌

,37 (6) , 424~430,2006

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jao/37/6/37_6_431/_pdf/-char/ja

 

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