上腕骨外上顆炎について【肘の外側の痛み 使い痛み テニス肘 小川鍼灸整骨院】

はじめに

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は肘の外側の痛み・テニス肘使い痛みとしても有名な上腕骨外上顆炎についてです。この痛みを訴える患者さんは比較的多いですが、詳細はあまり知られていないですね。しっかりと説明させて頂きます。

 

疾患

上腕骨外側上顆炎肘の外側の痛みのことです。上腕骨外側上顆は図の通り上腕骨にあります。×の付いている部分には手首や指を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋)が付いています。指を伸ばしたり手首を上に上げたりする動作でこの筋肉の付着部に負担がかかり痛みが出ます。テニス肘とも表現されますが、疫学調査によると最も多くみられた原因は重量物の運搬が38%に対して原因がテニスであるのは10%ほどであるとのことで、そんなに多くないらしいです。

 

 

症状

上述の通り、肘の外側の痛みを感じます。年齢は30代後半から50代の人に多く、女性に多いという報告が多いとのことです。手首を上に上げたり、指を伸ばすようにすると肘の外側に痛みを感じます。ひどくなると、じっとしていても肘の外側と前腕外側部に痛みを感じるようになります。重たいものを持たなくても、事務仕事で沢山の書き仕事をする人やパソコンのキーボードを長時間使用する人にも発症します。テニス肘の場合は、ラケットの扱い方やプレースタイルなどと関係してくるとのことです。

 

 

自然経過

この疾患は放置するよりも何らかの治療を行なう方が早くに治る傾向があるとされています。概ね半年以内に90%の患者さんは改善しているとのことです。治りにくい患者さんは、手仕事などで指や手首の使用頻度が高い人、十分な休息期間をとれない人とされています。またテニス肘の場合、テニスを始めたのが比較的遅い人は痛みが長引く傾向にあるのは興味深いですね。中年以降に手仕事に転職した人にも同じことが言えるかもしれません。

 

治療

西洋医学でなされる治療の方法は様々です。ロキソニンなどの消炎鎮痛剤や強力な炎症止めであるステロイドの局所注射、マッサージ、ストレッチ、筋力トレーニングなどの理学療法、レーザー治療、超音波治療など様々です。どの治療もある程度は効果があるとされています。また、東洋医学である鍼治療も上記の方法と同等程度の効果があるとされています。興味深いのは、どれも効くということは、決定的な治療の方法が確立されていないとガイドラインでは結ばれていることです。

 

 

当院での施術

上腕骨外側上顆炎に対して当院で行えることは、深部マッサージに近い筋膜リリースや鍼治療です。筋膜リリースではローズマリーカンファーという精油を用いて行ないます。この精油には炎症を抑える効果があるとされています。鍼治療では患者さんの好みに合わせながら行ないます。鍼治療は痛いという印象をお持ちの方が多いですが、治療の途中にに我慢できず逃げ出した患者さんはまだであったことはありません(笑)。私の印象では、治るまでに6ヵ月かかるという印象はありません。長い患者さんでは2ヵ月ほどかかるように思いますが大方、1ヵ月未満でしょうか。ただ、医学研究が対象としている患者さんのグループと私がこれまで治療してきた患者さん方とでは重症度が違う可能性はあります。私がみてきた患者さんの方が比較的に重症度が低い可能性もあるわけです。

 

おわりに

当院の印象では概ね、上腕骨外上顆炎は1ヵ月程度で仕事に復帰できています。大阪市の平野区、生野区界隈で肘の痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

06-6755-6751

大阪市平野区加美北1-1-11

参考文献

1)日本整形外科学会診療ガイドライン.委員会,上腕骨外側上顆炎の診療ガイ ドライン,南江堂,東京(2006)
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0044/G0000127
(2019年2月閲覧)

2)島村安則他:上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン.岡山医学会雑誌 第123巻 August 2011, pp. 141-144
https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma/123/2/123_2_141/_pdf/-char/ja
(2019年2月閲覧)

アクセス

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〒547-0001 大阪市平野区加美北1丁目1-11
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