レモングラス精油の抗真菌活性について 【アロマセラピー 精油 自律神経】

久しぶりのアロマコラムです(笑)

 

 

本日はタイトルにある通り、「レモングラス精油の抗真菌活性について」の論文を紹介します。

 

本論文中ではCandida albicans(カンジダ・アルビカンス)を対象の真菌として用いています。

 

 

この真菌は免疫力が低下したときにカンジダ症(口腔などの粘膜や皮膚、消化管内に異常繁殖して、

湿疹・皮疹や下痢・腹痛などを起こす)を引き起こすこと原因として知られています。

 

しかしながら、既存の薬(アゾール系抗真菌剤)を用いると、カンジダ症の難治化(治りにくくなる)

再発の問題がある』ため、新たな治療法を求めるべく、研究が行われたようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、レモングラス精油の主成分はCitral(シトラール)です。

 

このシトラールで極低濃度においても、明確な抗真菌活性(菌糸の成長を抑制する力)が見られ、

また、レモングラス精油(100μg/ml)でも同様に低濃度で効果があったようです。

 

 

通常セラピストがオイルマッサージで使用する濃度である1%では、

10mg/mlという数字なので、この効果の高さがうかがわれます。

(1mg=1000μg つまり、10mgは10000μgで、実験量の100倍に当たります。)

 

 

また、論文中では、12種類の精油を用いており、

レモングラス精油以外でも以下の3種、タイム、パチュリ、シダ―ウッド精油

高い抗真菌活性(菌糸の成長を抑制する力)が見られたようです(いずれも100μg/mlという低濃度)。

 

 

レモングラス中に多く含まれるシトラールは皮膚への刺激がありますが、

速やかな分解、揮発性、浸透性など、通常の抗真菌にはない特性を有しています。

 

今後その特性を生かした用法を開発することにより、

カンジダ症の予防治療に適用しうる可能性を検討していくようです。

 

 

参考文献

安部 茂他:植物精油、とくにレモングラス精油および、構成テルペノイドcitralの抗Candida albicans作用.

Jpn. J. Med. Mycol,2003,Vol44,p.285-291.

 

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